昔ならではの温泉旅館に来ると、必ずと言っていいほど備わっているのが、スナック風のカラオケルームと、卓球台。
温泉から出たら、コーラでもなく、オレンジジュースでもなく、なぜかビンのコーヒー牛乳が飲みたくなるようなあの衝動と同じ?で、
バトミントンでもなく、ゲートボールでもなく、なぜか卓球がしたくなるのだ。
外国人にこの、「“テーブルテニス”と温泉の関係性」について、熱く語ってみたところで、そりゃわかりっこない。
日常生活で特別卓球に触れる習慣があるわけでもないし、元卓球部でも何でもないのに、妙にこういう時に限って、あの赤いラケットを握りたくなる。
知らず知らずのうちに植え付けられてきた、ジャパニーズカルチャーであり、“ジャパニーズ・ソウル・スポーツ”なのかもしれない。
そんなノスタルジックな風情を残した“卓球ラウンジ”が、ここ界伊東にもありました。
フロア中央にある2台のスタイリッシュな卓球台。
思わずラケットを手にして興じる温泉宿ならではの楽しみ。
包丁捌きだけでなく、ボール捌きもプロ級のきみママと、娘のなみさんの親子対決は見ものでした。
一方で、「球技は本当に苦手なのー!」と断りを入れつつも、浴衣がはだけるほど熱中して取り乱してしまった私。。
誰から教わったわけでもなく、ヘタウマい関係なしに、家族で、カップルで、友達同士で、老若男女みーんなが楽しめる唯一無二の競技なのでは?
せっかく温泉に入ったのに汗ぴっしょり。
喉を潤すビールや柑橘系のカクテルが大人のひと時を演出してくれます。
もう一回温泉入ろっかな。