寝苦しい夏の熱帯夜。
少しでも風通しの良い部屋で、夏を涼しく過ごすために、期間限定で用意されたのが、“夏の清涼旅”という、星野リゾート 界オリジナルメニュー。

全国展開される9つの界、それぞれにおいて、旅先でご当地の夏を感じる魅力に出会える、1日1室限定の特別プランを、界伊東でも体験してきました。


















全50室ある客室は、露天風呂付きだったり、2階建てのメゾネットタイプだったり、間取り、眺望、調度品に至るまで、全て異なったデザイン。
どれも次の間の付いた純和風の情緒ある空間です。

ハンドソープやスキンケアなどもKAIオリジナルブランド。
巾着袋に変わる一枚布も一人一枚用意されていて、細かな心遣いが嬉しい。











こちらは露天風呂付きタイプのお部屋。
全客室にある檜内風呂まで100%掛け流し湯で楽しめるのが嬉しい。




そして、今回私達が宿泊したのが、一日一室限定という噂の“清涼部屋”。







3人では十分すぎるほど広々とした畳和室で、静岡伝統工芸の駿河細工風鈴の涼し気な音を聴きながら寛げます。



色鮮やかなピンクと黄色の浴衣か、上質な麻素材の浴衣から選べます。




団扇や蚊取り線香などでさらに“涼”を楽しめます。










これが本日の主役。伊東の職人の手による麻の蚊帳の部屋でございます。
蚊帳というもの自体、まじまじと見るのも、入るのも、もちろん寝るのもこれが初めて。

きみママの幼少時代は、リアルに虫除けのためにこのような蚊帳の中で寝泊まりしていたんだそう。

蚊帳の中に敷かれた二枚の布団。
そう、私達、この蚊帳の中で一晩過ごすんです。




畳の部屋に布団を敷いて、麻の浴衣に包まれて、吹き抜ける風、蚊取り線香の匂い、風鈴の音色を肌で感じながら、眠る。
思いがけず昔の習慣に触れて、日本をますます好きになるような、清涼旅がそこにありました。

ふと目を開ければ、蚊帳の中ってことに驚くけれど。