この三連休はいかがお過ごしでしょうか?
私は連休初日の昼、駅弁買って新幹線に飛び乗り、
混雑を懸念しながらも、向かう先は、
京都♡
まさに、「そうだ、京都へ行こう。」的なノリで、
1泊2日の弾丸ツアー、スタート。
というのも、この10月1日~6日の期間中、
京都五花街の一つ、祇園甲部歌舞会の秋公演「温習会」が
歌舞練場にて開催されていると聞きつけ、
それを一目見ようと、この機会に足を運んだわけなのです。
そもそも温習会とは??
毎年秋に開催されている踊りの会のこと。
「温」は、既に教えられたことをおさらいする。
「習」は、上に羽の字がついていて、雛鳥が羽を繰り返し、
羽ばたいて飛び立つ技術を身につけること。
という意味だそう。
(温習会本番前に行われた大ざらえの様子を転載させていただきました)
芸舞妓95人が京舞井上流ならではの上方唄、
地唄、長唄などを日替わりで上演します。
義太夫「しゃべり山咾」には人間国宝の竹本駒之助さんも出演。
って個人的には、踊りはおろか、
歌舞伎やら能やら狂言やらに特別精通しているわけでもなく、
知識も何もないのですが、
一日本人として、日本の伝統芸能に触れてみたいというただそれだけ。
はじめはどこか退屈で、失礼ながら暗室の中で睡魔との戦いでしたが(笑)、
次第に三味線や和太鼓の音に耳慣れて、
役者の所作と唄との絶妙な掛け合いを五感で感じ、
ストーリーを少し理解することで感動すら憶えました。
んーーーなんとも貴重な体験!
綺麗な色の着物を着て、
(青とかピンクとか色鮮やかな着物を着ているのが舞妓さんだそう)
白塗りをして、カツラをかぶって、小幅で歩く。
10代、20代の同じF1層の女の子なのに、こうも違うのか。
その中の一人、まき子さんという芸妓さんもご贔屓の、
阪川という料理屋さんへ。
銀杏饅頭、鮎の塩焼き、鱧の天ぷら、松茸の土瓶蒸し、
土地と季節を感じられる食材ばかり。
生まれて初めて食べるような珍味も体験。
ここの和食屋、京都一、いや、日本一かもしれない。
食後は、祇園にある、芸舞妓さん行きつけの小洒落たバーへ。
着物の白塗りでビールを飲む姿はかっこよくも、どこか違和感を感じました。
そういえば先日ドイツ人の友人に、
舞妓と芸妓の違いを一生懸命伝えようとしたが、
私自身の理解も定かではなく、本当に伝わったかどうかも不安。
自分が舞妓として生きることを選んでいたとしたら、
どんなふうになっちゃってたんだろう?
もちろん遊びにも行けない、旅行にも行けない、
デートもできない、あんなことやこんなこともできない。
自由のない、閉鎖的な人生に違いない。
彼女達はそもそもなんで舞妓になることを選んだのか?
今になって、舞妓という存在にとても興味が沸いてきました。
次回京都を訪れた時はぜひ、舞妓さんにインタビューしたい。