陶芸といえば、思い出すのは、
映画『ゴースト』の世界。
うーん、古い?エロい?
ここ会津若松にも、福島県伝統的工芸品指定されている、
“慶山焼”があり、その陶芸教室を女子旅プランに盛り込んで、
皆で手捻り初体験♡
その昔、鶴ヶ城に瓦を焼いていたことが始まりでもある慶山焼。
美術品や飾りものではなく、お皿、茶碗、湯のみ、花瓶など、
毎日の生活の中で自由自在に使えるものを一品一品手で創り上げているそう。
ショップのお隣にある陶芸教室へ移動。
陶芸と聞くと、椅子に座って、あのヌルヌルした粘度に手をあてて、
ひたすら回して形作る(ゴーストでは後ろから手を回してもらうでしょ)
のをイメージするけど、慶山焼は手びねり。
別名、“玉づくり”
1玉の野球ボール大の粘土を目の前にして、
どんな器を作ろう?自分のため?誰かのため?
楽しい妄想が広がる。
新婚のサナエちゃんは夫婦茶碗、
華道を習い始めたまつちゃんは生け花の器、
小学生ぶりのゆうきちゃんはお皿、
こにたんと私は無難に湯のみ。
みんな思い思いの作品作りに挑戦。
粘土の玉に穴を開け、指で押し上げてゆく制作方法。
器の形をイメージしながら、指の趣くままに作り上げる。
器に残る指跡が、力強く、時に繊細な模様になって、
味わい深い作品が出来上がるんだって。
陶工さんがつきっきりでご指導してくれるから安心。
仕上げは口きり。
弓を器にさして、一気に切り上げる。
これにはチームワークが必要。
イチバン信用できるパートナーを選んで下さいと言われ、
向かい合わせになったものの、
苦戦中・・・?
最後になめし革で飲み口を滑らかにして、完成!
口元をビシッとキメると器全体がシマる!
陶芸には、慎重さと、潔さとリズミカルさが大事なのかもね。
ヨガ(立木のポーズ)をしながらの陶芸!
色は白、焼き締め、緑青色、薄緑色など4色から選べる。
自分自身で手掛けた器は、
自分の手にしっくりと馴染む。
余った粘土で箸置きも作ってみた。
これ一つにしても個性が出るよね。
高台の中に名前や制作日、メッセージなどを刻んで。
焼き上がりは3ヶ月後!
世界に2つとない、愛情のこもった手作りの器。
会津を訪れたらぜひ体験してほしい。
陶芸に熱中することで、邪念や雑念から解き放たれ、
心身共に浄化される想い。かも。