大人になって、世界遺産や観光名所を訪れる機会が増える度に、
もっと歴史を真面目に勉強しておけば良かったとつくづく思う。
いや、日本史は受験で嫌というほど暗記したはず。
その時の記憶が、今となってはすっかり薄れてしまったのと、
あの時必死で覚えたことと今いる名所がリンクしていないだけなのかも。
会津若松に着くやいなや、私達が向かったのは、
国指定名勝 会津松平氏の庭園とされる、
『御薬園(おやくえん)』
1670年、会津藩2代藩主保科正経が、別荘に薬草園を設け、
各種の薬草栽培を試みたことでそう呼ばれたそう。
日本庭園内の重陽閣には、
秩父宮妃勢津子殿下の威徳と功績を後世に伝えるため、
『想ひ出の部屋』を開設。
又、勢津子殿下生誕100周年記念に、
観光客がより親しみを持てるようにと、Tea roomをオープン。
イギリス生まれの勢津子殿下に当時好まれいてた、
紅茶やデザートの一部を復刻。
ランチタイムには季節のガレットセットも。
薬用植物園では、5月にボタン、6月にフジ、
そして今の時期はノウゼンカズラ(写真オレンジの花)が見頃。
春夏秋冬、四季折々の彩り豊かな花が観賞できる。
そしてなんといっても、お庭全域に広がる大きなハスたち。
明け方、水上に抜き出た花柄の頃に1個、
大きな多弁の白やピンクの花を咲かせるそう。
茶席・書院・御慰所として用いられた楽寿亭では、
お抹茶も楽しめる。
動物、特にカモをこよなく愛し、見つけると飛びつくまゆ氏。
霊水湧く心字の池に
四季折々の彩りと
会津の歴史を映し出す
大名型山水庭園
ここにアリ。