帰国して早々、
遅れ馳せながら、初詣へ。
物心ついた頃から、
毎年決まってお参りしている深大寺。
今年は祖父母と一緒に3人で。
たったの5円で、
家族の健康安全と、
自分自身の仕事と学問と恋愛と・・・
っていくつも頼み事をする欲張りな私。
すると、隣にいた子供が、
お賽銭を投げ終わった後に、
こんなことを言っていた。
「あー時間が足りなくて神様に自分のことお願いするのを忘れちゃったよ」
「じゃあそんなにいっぱい何をお願いしたの?」とパパ。
「えへへーそんなの内緒だよー」
ってね。なんか微笑ましいね。
“深大寺そば”で有名な深大寺は、
江戸時代から数えて350年余の歴史があり、
今や郷土名物として全国的に名声を広めている。
この一帯だけでも100軒近くの蕎麦屋があり、
初詣の季節はどの店もどの時間帯も、
行列を成している。
昔は青木屋とか嶋田屋とか老舗店ばかり行っていたけど、
最近は門前と湧水ってお店がアツいらしい。
近年では、「ゲゲゲの女房」ブームのおかげで、
鬼太郎茶屋が新たな観光名所として大人気。
そんな中、
今日は成人式。
混雑した深大寺で、一躍脚光を浴びていたのは、
ピンク、赤、黒・・・
色とりどりの振り袖を着た女の子たち。
気づいたら成人してからもう8年も経っちゃったのね。
毎年この時期は自身のブログで、
当時の成人式のことを振り返ったりしていたけど、
もうそんなことも不要なくらい昔話。
いつまでも若いとか、
子供扱いされていると思ったら大間違い。
子供の感覚でいられるのは、
親の前とおばあちゃんの前だけ。
年をとることに希望を持っていたはずなのに、
やっぱり振り袖の女の子達を目の前にすると、
ちょっとうらやましかったりするのも本音。
28歳、そんな複雑なお年頃・・・
改めて、
成人の皆さん、おめでとうございます。
一生に一度しかない二十歳という瞬間を、
思う存分楽しんで下さい。
責任とか自覚とか、きれい事を並べてみたって、
ピンとこないから。
失敗とか苦労とか挫折とか味わって初めて、
その言葉の意味が実感できるはず。
たくさんの人に出会って、
見て、聞いて、触れて、
そこでの経験が必ず、
後々の人生に役立つ時が来ると思うんです。
だから今を精一杯生きて下さい。
以上、ちょっとだけお姉さんの小言でした。