世界的に見ても、日本の女の子たちは感度が高く、
日本のオシャレやメイクテク、“kawaii(カワイイ)”は、
我々日本人が思っている以上に注目されている。
それら日本のリアルクローズ&メイクを
現代の日本文化として、
国際交流基金日中交流センターの主催のもと、
「ふれあいの場」を通じて、
中国全土に発信しようというのが今回のねらい。
まず初日は、大連中日文化交流協会の施設にて開催。
モデルとして地元大連の現役大学生16名を起用することになっていたが、
いったいどんな容姿の、どんな性格の女の子が来るのか?
そもそもコミュニケーションは取れるのか?
ちゃんと時間通りに来てくれるのか?
内心いろいろと不安に思っていた。
ところが、驚いたことに、
みんな日本文学を専攻しているだけあって、
とても上手に日本語を話すのだ。
日本のファッションにとても関心が高く、
トレンドをしっかりキャッチしていて、
一見、渋谷辺りを歩いている若者たちと何ら変わりない。
この李金香ちゃんは、
実際に日本へ旅行に行った際に109で買った洋服を
コーディネートしてきてくれたそう。
みんな可愛くて、素直で、純粋で、
とても親しみやすいイイ子たち。
日本女子に比べて、中国の女の子達は、
あまり自分でがっちりメイクをする習慣がないようで、
美容師さんがコテで巻いてみるとすごく嬉しそうにしてくれるし、
つけまつげをつけてあげると何度も写メを取ってみたり。
ちょっとしたメイクで見違えるように可愛くなる。
普段はフツーの女子大生。
イベントコンパニオンでもなければ、読者モデルでもない。
200人近くの観衆を前にしてステージに立つことなんて経験がないから、
とにかく終始緊張している様子だった。
リハーサルを終えて、ランチタイム。
中国のお弁当の一例。
花巻という、顔の大きさくらいある肉まんの皮の部分と、
弁当に敷き詰められているのは、青椒肉絲や麻婆豆腐など、
肉まんの具にあたるようなおかずばかり。
皮をちぎって、具をつけて食べるから、
結果的に肉まんを食べていたような気分に(笑)
今回ご協賛いただいたのは、
アパレルブランドからは、原宿系ファッション代表として、
衣装提供していただいたのは、
元祖原宿系の私は、
このアンティローザが昔から大好き。
だから今回衣装を着ることになって本当にうれしい。
なんだか10代に戻った気分。
それから、渋谷系ファッション代表として、
ご協力いただいたのは、我らが上津原由貴奈がディレクターを務める、
渋谷系VS原宿系
いつもと違うヘアメイクをしてもらう。
ただそれだけで、本当に嬉しそうにしてくれて。
キラキラした笑顔を私達に見せてくれた。
今回のイベントのタイトルでもある、
「闪靓美少女」
意訳すると、
「Girls be sparkling」
スパークリングワインのようにキラキラ輝く女の子に変身させたい。
その目的はちょっとだけ果たせたような気がした。
私のことを「先生」と呼んでくれる彼女たち。
イベントが終わり、着替えが終わって、送り出す瞬間、
「ありがとう。楽しかったです。私すごく幸せでしたよ。
先生大好きです。また会えますか。さようなら。」
って、ちょっとギコチナイ日本語で。
たった半日くらいしか一緒にいなかったけど、
そんなふうに言ってもらえて、
なんだか一年分の感動をもらえたような気がした。
心から中国に来てよかったと思えた。
みんなに会ったことで、
日頃東京での暮らしの中で、
忘れかけていた何かを、気づかせてもらったような気がするよ。
ありがとう。
いつかまた必ず来るからね、大連に。