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海外旅行先では度々、



日本ではお目にかかれないようなゲテ物に出くわす機会が多い。







ここ、大連の名物は何かと尋ねると、



間違いなく“海鮮中華料理”だと通訳の張さんは答えた。




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というわけで、沁苑酒店というホテルの中にある中華レストランへ。



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「本店海鮮大全」と書かれた横断幕下には、


いくつにも区分けされた大きな水槽があり、


ヒラメ、カレイ、アンコウから、


まるで見たことのない魚まで、


うじょうじょと泳いでいる。






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生きた魚介類、甲殻類、貝類の中から、


食べたいモノをご指名し、その場で調理してくれる。






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大連でよく飲まれている「雪花」というビールは、

色も薄いが味も薄い。


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そういえば、大連に来てから、

中身は違えど、毎食水餃子を食べていた気がする・・・



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大連ではおなじみの、

キクラゲのような食感と、

シーザーサラダに入っていそうな葉っぱと、

クコの実を黒酢で和えたサラダ。


個人的には大連イチヒットメニュー。




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中華料理ではよくお見かけする、

日本で言う、きゅうりの浅漬け?





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ヒラメの煮付け。

パクチーが大胆に入っていることで、たちまちタイ料理に変わる。






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異国で刺身は抵抗ありながらも、

赤貝がこんな美味しい形に姿を変えて登場した。








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サザエに刺さった爪楊枝はなぜかクリスマス仕様。


サザエを分解すると出てくる白い固い部分をうっかりべると、

頭痛がするので食べるのを避けた方がいいと指摘を受けた。





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〆のデザート(今回はサービス)には、

どういうわけかどのお店でも、

スイカとトマトの意外な組み合わせ。


∑(゚Д゚)


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お会計が終わったテーブルには、


合図としてピンクの造花が花瓶に刺される。




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それからまた、とある夕食の日。

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大連でのイベント終了後、打ち上げをかねて、


国際基金会の方が選んでくださったレストランは、

それはもう見た目からずいぶんと豪勢だこと。



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金のシャチホコに、



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七福神?の銅像がお出迎え。






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華麗なる一族に出てきそうな円卓のある個室。






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中国では、乾杯をする時、グラスとグラスをぶつける代わりに、

料理が乗った円卓のガラス盤の淵をカンカンと鳴らす。


これが食事中もエンドレスに行われる。






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ヒラメ一匹丸ごと登場。頭がまだ動いている。









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まだピンピンの海老ちゃんたちがガラスの器に閉じ込められて、




フタを開ければ威勢よく飛び出してくる。





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ワイングラスに顔を入れて、酔っ払せる。

ちょっとかわいそうだけど、海老の踊り食い。






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勢い余ってグラスからテーブルクロスの上に飛び出して転げ落ちた。




∑(゚Д゚)














そして、個人的に本日の目玉メニューは、


(大連の人の間では一般的メニュー)







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蚕蛹!!!





カイコのサナギ。






え、これ食べるの!?食べれるの??











見た目はかなり強烈。







が、しかし、タンパク質の宝庫とされ、



蚕3個で卵1個と同じ栄養があるとされている。






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そのまま油で炒めてニンニクと香菜を散らすのが定番調理法。





露店では串焼きとして食べることも。





蚕を生きたまま熱した油で加熱するのは少し残酷なようだが、



中のたんぱく質が加熱で固まり、



それを熱々で食べるのが一番おいしいとか。






蚕の一部を食いちぎって中の身を吸い出すようにして食べると、



外の油とニンニクの香りが混ざる。




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さすがの私も最初は抵抗があったが、




食べたら意外とフツー。豆の唐揚げみたい?







手をつける日本人はまだまだ少ないのが現状だが、




大連に訪れた際はぜひ一度トライしてほしい。








郷には郷に従え。ってね。