High Tea(ハイティー)とは、
そもそも午後6時頃男性達が職場から帰宅して、
家族と一緒にとる夕食のティースタイルのこと。
このティーが始まったのは19世紀後半のことで、
北イングランドとスコットランドの田舎の労働者階級らの間で生まれた、
とてもカジュアルなお茶の時間。
夕食を兼ね、そのメニューは肉類(ミート)中心だったことから、
“ミートティー”とも呼ばれているとか。
仕事を終えた後のホッと息を抜く時間だから、
時間に制約無く、子供達が眠りについた後も大人だけでダラダラと過ごせるティータイム。
アフターヌーンティーよりも取り入れやすく、日常的で合理的。
そんなとっておきの時間を楽しめるのが、
シンガポールの川の河口に建つ、
パラディアン様式(英国17世紀古典風)の
フラトンホテル(The Fullerton Singapore )
8階までの吹き抜けのロビーや、ドリス式の太い柱など、
スケールの大きさと、クラシカルで華麗な雰囲気に圧倒される。
いつかこんな歴史的な客室にお泊りしてみたいもの。