本日の芸協カデンツァご来場&ご視聴頂き誠にありがとうございました。
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夏のお噺「千両みかん」をやらせていただきました🍊
ちょっとマクラでたらみのどっさりみかんゼリーがいかにこの夏ちょうど良いかという話をしたのですが、
ZOOM配信の方で何を言ってんだかよくわからなかった人もいたかもしれませんので説明の方をさせていただきます。
よく落語の方にも昔から、
「ゼリーの喉越し大病をも流す」
なんてことを申します。
ゼリーにも、
スーパーでよくみるゼリー、お中元とかでしかみないような高級なゼリー、
大ぶりなやつ小ぶりなやつ、
ほぼ飲み物ゼリーや友達のお母さんが作ってくれるような極硬ゼリーと色んなゼリーがありますが、
たらみのどっさりみかんゼリー。
無気力になる夏にはこれがちょうどいいんです。という噺です。
何がちょうど良いかというと…
異常に暑いこの夏を乗り越えるのには、
『多めに無駄なく無心でサラッと食べられる。』
が肝心なのです。
余計なことを考えてしまうのはこの人命に関わる猛暑相手には酷。
それでもものは腹に納めないとどうにもこうにも働くことが出来ない…
要するに、
無心…味が単調余計なことを考えず美味しい。
無駄無し…これでいいのだ。
腹持ち…出来るだけ大きめたっぷりサイズ。
が大切なのです。
その他にもたくさん良いゼリー出回って入るのですが、今回はたらみシリーズで比較してみたいと思います。
例えば、
ぶどう&アロエ
これはこれで素晴らしいのだが、
具が2種類ある時点で食べるときに、
「ぶどうからいくか?アロエからいくか?」
とか、
「ぶどうぶどうときたんだから次はアロエを食べよう。」
とか考えてしまう時点で、それは「暑苦しい」なのだ。
まずこの時点で皆様はついてこれているのでしょうか?
暑苦しい=悪 涼やかなる=正義
「暑苦しい」と「涼やかなる」の2つで物事を考えます。
この感覚で分ける作業をしていくと、いかにみかんゼリーが優秀かに行き着きます。
気を取り直して、
次は、
ナタデココヨーグルトデザート
ナタデココはもちろん美味しいし噛んだ時に溢れ出る汁感この「涼やかなる」は何とも言えないのだが、まずよく噛まなければならない。
よく噛むは「暑苦しい」。
それにこれはゼリーの純度に問題がある。
やっぱりゼリーは透明の方がどちらかというと「涼やかなる」に部類される。
白は喉を通る時にどうしても「まとわり付く」や
喉に残る引っかかる」イメージが湧く。
牛乳に喉越しを求めたことがあるだろうか?
バリウムに喉越しを感じるだろうか?
まとわり付くは「暑苦しい」なのだ。
じゃあ、
どっさり白桃
透明感は強い、が、果肉の濁りがある。
それになんせ果実がでかい。
ということはスプーンというすくい取ることに特化した器具で果実を切らなければならない。
二等分ないしはあまり口を開けたくない無気力な夏場には三等分しなければならなくなる。
果実を切ることに特化していない器具で硬めの白桃を切らなければならないというのは「暑苦しい」か「涼やかなる」で分けるとしたらこれはもう言わずもがなである。
どっさりミックス
ゼリーの透明度は最高である。非常に「涼やかなる」である。
しかしなんとも具がうるさい。
みかん・黄桃・白桃・パインの四種類。
マクラで話したさくらんぼはありませんでした。
何と勘違いしたのだろうか⁇🤔
にしてもこの夏にはたまらない。
食べるにしたって、
「やっぱりこういう時は酸っぱいものから甘い物へと食べるのが基本だからさ、
とりあえずたくさん入ってるみかんから食べるでしょ?
それからさ、桃はやっぱり歯応えのある白桃から食べてその後にふにぁっと感のある黄桃を半分食べてさ、
え、待って?さっきの理屈で言ったら、
(なんでさ、パイナップルからいかないの⁇だってパイナップルの方が酸っぱいときあるじゃん、なんで?どうして⁇どういうことなの???)
と思うかもしれないけどそこはあえて残すことによってパインの硬い食感を後半に楽しみつつさっき半分残したふにぁっと感の黄桃の半分を食べることによってそこに硬と柔のバランスを考えつつたべることによってどっさりミックスの酸いも甘いもを満喫しつつ、
最後は沢山残ったみかんで弁当の漬け物食べる的にすっきりさせておわるのさ。」
なんてのを読み終えた頃にはセミも死んでいることだろう。
ミックスヨーグルトデザート
最悪である。
ここまで言っておいて皆様に勘違いしないで欲しいのは、
私はたらみゼリーが嫌いじゃないということ。
『無気力になった夏に食べるとしたらどれが私的に最適か?』
ということを話しているだけなのです。
そこだけは再認識しておいてほしい。
春夏秋冬いつだって私は全部食べている。大好きなのだ。
それをふまえて、話を戻しますが、
具に関してはみかん・黄桃・白桃の三種類だがこの猛暑には二種も三種も四種もそんな大差ない。
そして何よりこの透明度。これでもかって程にヨーグルト。見通しが悪い。
下手したらすくい上げて口に入れるまで何がくるかわからないという、ちょっとした闇鍋のスタイルだ。
驚き・濃厚・迷い
三大「暑苦しい」が揃ってしまっているのだ。
ということで、
やっぱり無気力な落語家の夏には、
長々と暑苦しいブログを失礼いたしましたm(._.)m
Taramiさん、大好きですからね⁇