その5 | 宮村優子オフィシャルブログ「Skidamarink a dink a dink ~オーストラリアで子育て~」Powered by Ameba

その5

もう痛みがくると
一歩たりともあるけないほどの
痛みにはなってますが

おさまってる間に
歩くことはできるので
玄関まで

痛みのない時間に急いで行って
車に乗り込む。

夫は娘を車に乗せて
私が乗り込むのを
待っててくれた。

車にクッション抱えて横になる。

これで
あとは車が運んでくれるだけ

と思ったら大間違い。

車での移動って
たとえばブレーキや
カーブの
Gとか
道が
でこぼこでサスペンションゆれたりが

陣痛にはめっちゃきついのです!!!

ただただ
病院につくまで
歯を食いしばって
耐えるしかないこの時間・・・。

あーーーーーー、はやく
つ~い~て~~~~

と心で必死に祈りながら
すごい量の汗をかいてました。

計画どおり
病院近くの駐車場に
止めることができて

さて次の試練は
およそ100メートルの距離を
(途中、横断歩道が30メートルくらいある。)
歩くこと。

しかし
これを乗り越えれば
病院の玄関にたどりつけるので

あとちょい
あとちょい
と自分に言い聞かせながら
一歩一歩進むしかない。

このころ陣痛の間隔は
もう2分から1分になろうとしていて
とても
信号の青の間に
30メートルの距離を歩けず

何回も信号を見送る。

どうしよう・・・。
このままここに立ち尽くしてても
どうにもならないし・・・。

このころの痛みは
歯を食いしばることもできず

痛みがくると
夫にしがみついて

唸り声というか雄たけびというか
叫んでるというか
そんな感じだったんですが

もう次の信号の青で何が何でも行く!!

と決めて
歩きだした。

途中、やっぱり陣痛の痛みがきてしまって
止まってしまったのですが


交通量も多くない真夜中、
1時くらいだったので

幸運にも
一台タクシーがきただけですみました。

そのタクシーは
こちらの様子をみて
ドライバーが親切に
止まってくれて
自分が乗せて行こうか?とまで
言ってくれたのですが

「いや、もう、病院は目の前なんで
結構です・・・。」

と必死に伝え
信号を渡り切りました。

あああ。
病院の入口はもう目の前です・・・。