自分の感受性くらい
ぱさぱさに乾いていく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難かしくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
「おんなのことば」 茨木 のりこ 著
---------------------------------------------------------------------------
みなさま、こんにちは!
時は12月になり、あと2週間ほどで新しい年がやってきます。
今では当たり前になったクリスマスイルミネーションが街をキラキラと彩り、耳に届くメロディもクリスマスをイメージさせるものが多くなってきましたね。
みなさまは、サンタさんへどんなプレゼントをお願いされましたか?
さて、前回のコラムでは「明確な目標を持つ」という卵を割ったお話をご紹介させていただきましたが、今回はそこに行き着くまでのお話を少しだけお伝えし、そしてひとまずの私のBookatsuコラムを閉じたいと思います。
どうやら、約3ヶ月に渡りコトコトと弱火でじっくりと煮込んできたお鍋がついにできあがるようです。
「明確な目標を持つ」という卵。
人によっては、自然に持っている人もいるでしょうし、あえて持たないようにしている人もいるかもしれません。
以前の私はそのどちらでもなく、目標を立ててはいるのだけれども・・・、といういわゆる「明確な目標の持ち方が分からない人」でした。
でも、それでも生きていくのに困りはしないのですよね。
その代わりに、いつもモヤモヤとした気持ちが心の中にあり、「何か」を追い求めていたのかもしれません。
そんな私が明確な目標を持つことができたきっかけ。
それは、「自分の直感、あるいは第六感を信じて、行動(体験)してみる」という卵を割ってみたことでした。
私は今、「NLP (Neuro Linguistic Programming; 神経言語プログラミング)」という、いわゆる「コミュニケーション心理学」を学んでいます。
そして、このNLPを学ぶことで「明確な目標」を持つための方法を身に着け、今の私があるわけですが、そこに行き着くまでには「自分の第六感」を信じたことが大きな転機となっています。
いろいろなことに興味を持ちやすい私ですので、以前の私も、いろいろなことに注目しては、頭の中でいろいろと想像し、そしてまた別のことをあれこれと考え・・・。
自分のセンサーに引っかかるものは多くありましたが、それは全て頭の中で調理され、それで満足している節がありました。
言うなれば、実体験としての実績は全くないにも関わらず、頭の中のシミュレーションで満足してしまっていたような感じです。
「使命」という言葉が頭の中をぐるぐると回り、停滞状態にあった頃、ある方からNLPとのご縁をいただきました。はじめはNLPも興味のある他のものたちと同じ扱いを受け、ただ単に私の頭の中で調理されるだけの存在でした。
しかし、何か引っかかるのです。
他のものと同じように扱おうと、処理しようと試みても、何かキラッと光る気になる要素があったのです。
それは、確信めいた強い思いではなく、頭の隅で小さなフラッシュが光る感じに似ています。
ただただ、気になる。
それは、きっと私の第六感だったのでしょう。
それまで、たくさんの気になるものを頭の中で調理していた私は、ついに現実の世界で、実体験として気になるものを調理することにしました。
そして、第六感に導かれるままNLPを学び始めてあっという間に約1年半。
今もさらに成長し変化したいと学び続け、私にとってなくてはならない大切な学びとなっています。
あの時、もし私が、第六感が教えてくれた「いつもと少し違う感じ」という感覚を無視していたら・・・。
もし、信じてあげられていなかったら・・・。
そして、信じてあげられたとしても、行動に移せていなかったら・・・。
理由や根拠のないものに身をゆだねるのは時に恐ろしく感じたり、不安に感じたりするかもしれません。
けれでも、もしかしたらそれは、本当は楽しいことや、嬉しいこと、成長や新しい発見に気づかせてくれるきっかけを与えてくれるものなのかもしれません。
直感や第六感とは、きっと無意識が教えてくれる何かしらのヒントなのではないでしょうか。
そしてきっと、その時にその人に一番必要なことを教えてくれているのかもしれません。
みなさまの直感や第六感は、どんなことを語りかけていらっしゃいますか?
そして、どんなことに気づかれましたか?
聖なる夜に星降る季節。
感受性豊かに受け取ってみるのもよいかもしれません。
さぁ、これで私のBookatsuコラムは全て終了です。
みなさま、楽しんでいただけましたでしょうか?
そして、どんなヒントに気づいていただけましたでしょうか?
この約3ヶ月間、コラムを書かせていただいたことにより多くのご縁をいただき、そして自分自身を見つめ直すことができました。
このような場をいただけたことに感謝するとともに、他のコラムニストのみなさまや読んでくださった方々からの刺激を活かし、さらに飛躍していきたいと思っております。
では、これで本当に終わりです。
そして、終わりは始まりです。
岩村優子によるBookatsuコラム「卵を割る方法」をご愛読いただき、ありがとうございました!
次は新しいコラム・「本から紡ぐ物語」でお会いしましょう!
愛と笑顔とHAPPYをお鍋いっぱいに詰めて♪

Photo by Naoto Hamada
ぱさぱさに乾いていく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難かしくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
「おんなのことば」 茨木 のりこ 著
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みなさま、こんにちは!
時は12月になり、あと2週間ほどで新しい年がやってきます。
今では当たり前になったクリスマスイルミネーションが街をキラキラと彩り、耳に届くメロディもクリスマスをイメージさせるものが多くなってきましたね。
みなさまは、サンタさんへどんなプレゼントをお願いされましたか?
さて、前回のコラムでは「明確な目標を持つ」という卵を割ったお話をご紹介させていただきましたが、今回はそこに行き着くまでのお話を少しだけお伝えし、そしてひとまずの私のBookatsuコラムを閉じたいと思います。
どうやら、約3ヶ月に渡りコトコトと弱火でじっくりと煮込んできたお鍋がついにできあがるようです。
「明確な目標を持つ」という卵。
人によっては、自然に持っている人もいるでしょうし、あえて持たないようにしている人もいるかもしれません。
以前の私はそのどちらでもなく、目標を立ててはいるのだけれども・・・、といういわゆる「明確な目標の持ち方が分からない人」でした。
でも、それでも生きていくのに困りはしないのですよね。
その代わりに、いつもモヤモヤとした気持ちが心の中にあり、「何か」を追い求めていたのかもしれません。
そんな私が明確な目標を持つことができたきっかけ。
それは、「自分の直感、あるいは第六感を信じて、行動(体験)してみる」という卵を割ってみたことでした。
私は今、「NLP (Neuro Linguistic Programming; 神経言語プログラミング)」という、いわゆる「コミュニケーション心理学」を学んでいます。
そして、このNLPを学ぶことで「明確な目標」を持つための方法を身に着け、今の私があるわけですが、そこに行き着くまでには「自分の第六感」を信じたことが大きな転機となっています。
いろいろなことに興味を持ちやすい私ですので、以前の私も、いろいろなことに注目しては、頭の中でいろいろと想像し、そしてまた別のことをあれこれと考え・・・。
自分のセンサーに引っかかるものは多くありましたが、それは全て頭の中で調理され、それで満足している節がありました。
言うなれば、実体験としての実績は全くないにも関わらず、頭の中のシミュレーションで満足してしまっていたような感じです。
「使命」という言葉が頭の中をぐるぐると回り、停滞状態にあった頃、ある方からNLPとのご縁をいただきました。はじめはNLPも興味のある他のものたちと同じ扱いを受け、ただ単に私の頭の中で調理されるだけの存在でした。
しかし、何か引っかかるのです。
他のものと同じように扱おうと、処理しようと試みても、何かキラッと光る気になる要素があったのです。
それは、確信めいた強い思いではなく、頭の隅で小さなフラッシュが光る感じに似ています。
ただただ、気になる。
それは、きっと私の第六感だったのでしょう。
それまで、たくさんの気になるものを頭の中で調理していた私は、ついに現実の世界で、実体験として気になるものを調理することにしました。
そして、第六感に導かれるままNLPを学び始めてあっという間に約1年半。
今もさらに成長し変化したいと学び続け、私にとってなくてはならない大切な学びとなっています。
あの時、もし私が、第六感が教えてくれた「いつもと少し違う感じ」という感覚を無視していたら・・・。
もし、信じてあげられていなかったら・・・。
そして、信じてあげられたとしても、行動に移せていなかったら・・・。
理由や根拠のないものに身をゆだねるのは時に恐ろしく感じたり、不安に感じたりするかもしれません。
けれでも、もしかしたらそれは、本当は楽しいことや、嬉しいこと、成長や新しい発見に気づかせてくれるきっかけを与えてくれるものなのかもしれません。
直感や第六感とは、きっと無意識が教えてくれる何かしらのヒントなのではないでしょうか。
そしてきっと、その時にその人に一番必要なことを教えてくれているのかもしれません。
みなさまの直感や第六感は、どんなことを語りかけていらっしゃいますか?
そして、どんなことに気づかれましたか?
聖なる夜に星降る季節。
感受性豊かに受け取ってみるのもよいかもしれません。
さぁ、これで私のBookatsuコラムは全て終了です。
みなさま、楽しんでいただけましたでしょうか?
そして、どんなヒントに気づいていただけましたでしょうか?
この約3ヶ月間、コラムを書かせていただいたことにより多くのご縁をいただき、そして自分自身を見つめ直すことができました。
このような場をいただけたことに感謝するとともに、他のコラムニストのみなさまや読んでくださった方々からの刺激を活かし、さらに飛躍していきたいと思っております。
では、これで本当に終わりです。
そして、終わりは始まりです。
岩村優子によるBookatsuコラム「卵を割る方法」をご愛読いただき、ありがとうございました!
次は新しいコラム・「本から紡ぐ物語」でお会いしましょう!
愛と笑顔とHAPPYをお鍋いっぱいに詰めて♪

Photo by Naoto Hamada