5月22日 東京スカイツリー開業。
2012(平成24)年2月29日に完成した東京スカイツリーが、同年5月22日に開業した。
スカイツリーのように空高く。
1975年リリース。
♪風に吹かれて舞い まわりながら落ちていく
僕は君に愛を捧げた うまくいくと思ってた
なぜ終わってしまうんだ
君が全て空高く吹き飛ばした
僕らの愛には空飛ぶ翼があったのに
空にも手が届いたのに
全て吹き飛ばされてしまった 空高く
舞い上がり漂って そして落ちていく
石ころみたいに投げ出されて
君は全てを空高く吹き飛ばした
僕にうそをついて 理由もなしに
全て吹き飛ばしてしまった 空高く
自分の力で空高く自由に飛んでみたい。飛べたなら。
誰しもが空を見上げながら、思ったことがある憧れだろう。
自らの力で飛んでみたいが不可能だとわかっているからか、気持ちだけでも空高く飛ぶような気分を味わいたい、高揚感を味わいたい
さあ、自分はこれから空高く飛ぶ。
Sky High Sky High Sky High...空高く...
うまくいくと思った。
なぜかと聞かれても答えようがないが、自信はあった。
何度も何度も空高く飛ぼうとした。
が、タイミングを合わせてくれない。空高く飛ぶ気分をそがれた。空高く飛ぶ条件がそろっていないなどなどの様々な理由で飛ぼうとしても飛べなかった。
そう、どうにか恋愛成就となりSky High...空高く...空に手が届く。
だから今回は成功となり、空高く飛ぶ。
そのために準備もすすめてきた。
うまくタイミングを合わせて、一緒に空高く。
今、今だ。チャンス!
空高く飛ぶときがきた。
心が舞い踊る。
落ち着け、落ち着け、思惑どおりにやるんだ。
「!!!!!!!」
「???? 💢!」
一瞬何が起きたのかわからなかった。
全て吹き飛ばされた。空高く。
舞い上がり漂った。
罵声を浴びせられ、石ころみたいに投げ出されて落ちていく。
その瞬間、体が、気持ちが固まってしまい無になった。
いや、無にしてしまいたかった。
君が全てを空高く吹き飛ばした。
全てを吹き飛ばしてしまった。空高く。
涙で視界がにじむ。
その場にしゃがみこみ、石ころのように動けない。
何も考えられない。考えたくない。
動けない体なのに、涙だけが流れ落ちるのが皮肉だ。
空高く飛ぶなんて、やはり人間には無理なことなのか。
そうだ、人間だから空高く飛ぶのは無理と自分自身を慰めてみても、慰めにはならない。
とにかく立ち上がらければ。
この場を去らなければ。
しかし心が吹き飛ばされてしまって戻ってこない。
君は全てを空高く吹き飛ばした。
心をバラバラに吹き飛ばされてしまった。
もう、もとには戻れないかもしれない。
吹き飛ばされた心は、空高く飛ぶという心は、高揚感は、もう自分には戻ってこないだろう。
吹き飛ばしたやつが悪い!
そう思いたいが、もはやその気力はない。
ずっと相手のせいにしてきた。
相手が悪い。
自分が空高く飛べないのは相手が悪いから。
相手さえ変えたならば空高く飛べるんだ。
自分が悪いなどと思ったことはなかった。
しかしあの罵声。
思い出したくない。思い出したくないのに頭に響き渡るあの罵声。
全て自分のわがままで、勝手な思い込みで空高く飛べなかったんだと気づくが、二度と立ち直れそうもない。
君が全てを空高く吹き飛ばしたから。
風に吹かれて心が舞い、まわりながら落ちたから。
落ちた場所など確認していない。
一瞬、何が起きたのか理解できなかったのだから。
全てが石ころになったのだから。
永久に取り戻すことはできないだろう。




