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1月12日 スキーの日。
1911(明治44)年1月12日、新潟・上越にてオーストリアのレルヒ少佐が高田陸軍歩兵隊の青年将校にスキー指導を行った。
雪道を歩くのみだった日本において、初めて行われたスキー指導ということで記念日になっている。
ロマンティックにスキーを....
Treize Jours en France〜白い恋人たち
フランス・グルノーブルで開催された第10回冬季オリンピック大会の競技、グルノーブルの街をとりまく風景を詳細に記録した映画白い恋人たちのテーマ。
ロマンティックで美しい流れるようなメロディが、子供だった私の心をキュンとさせたのを今でも覚えています。
♪13日間、私たちは狂気と歓喜に包まれた
街は全て狂気と歓喜に包まれていた
13日間を終え、街は元どおりになり
私たちはまた日常を迎え、静かに生活していく
というような内容の歌詞がついています。
冬季オリンピックが開催されて、海外の方々が来日され、歓喜と歓声でわきあがっていたグルノーブルの街。
世界の国旗が並び、様々な人々でにぎわったグルノーブルの街。
オリンピック閉会と共にみんな去り、元のグルノーブルの街に戻った。
しかしあれだけわきたっていたので、元の街に戻ったのだが、元の街よりもさびしくわびしい感じがすることを否めない。
子供のときに神社でお祭りがあり、たくさんの人々が集まり、夜でもまぶしいくらいのライトが灯り、たくさんの出店てにぎわっていた。
その楽しかったこと。
ハッカ棒に綿菓子、べっ甲あめ、型抜き、金魚すくい、水風船.....わくわくする店が並び.....
お祭りが終わり、神社は元どおりに。
日常に戻ったのだが、あのお祭りの盛り上がりが忘れられず、神社がとてもさみしくわびしい場に思えた。
真夏はたくさんの人々がカラフルな水着にビーチパラソルで盛り上がる海水浴場。
シーズンオフになると同時に海の家もなくなり、人々の姿も消え、ただただ砂浜が続き波が寄せては返すのみ。にぎわいの声も聞こえず、ただただ波の音が永遠にするのみ。
とたんに胸を冷たい手でにぎられたようにさみしい気持ちになる。
冬場はスキーヤーで盛り上がるスキー場。
カラフルなウェアにスキー。
楽しそうに笑うスキーヤーたち。
活気とにぎわいをみせる町。
雪も消え、シーズンオフとなればスキーヤーの姿も消え、笑いもにぎわいも消えていく。
静かな町に戻る。
様々な場面でTreize Jours en Franceのような、にぎわいをみせていた光景から日常に戻ったのだけれどさみしい感じ、元々の風景よりもさらにさみしくわびしさを感じてしまう感じを味わってしまう。
にぎわっていたときとにぎわいのなくなった今を対比してしまうから。
あの何とも言えないさみしくわびしい感じ、胸を冷たい手でにぎられたような感覚...にぎわいをみせていた光景が頭にフラッシュバックし、言葉にならない声が出てしまいそうで、叫び出してしまいそうなさみしさ...
そのフラッシュバックする光景は自分自身だけの思い出。
誰かに見せてあげることはできなく、復元することもできない。
でもその光景は誰にも邪魔されないずっと自分の中だけに残る思い出。
せつなくて美しい自分だけの大切な思い出。
そんなせつなく美しい思い出が、映画白い恋人たちに記録として残されたのですね。
映画白い恋人たちは、1968年のカンヌフェスティバルで上映されるはずだったのですが、五月革命でフェスティバルが中止。
40年後の2008年に、カンヌフェスティバルのクラッシック部門のオープニングムービーとして初めて上映された。
映画ラストでテーマのTreize Jours en Franceが流れたら、会場のみなさんが共に歌い出したそうです。
美しい自分だけの思い出、光景も共有する機会があり、皆でなつかしさに心おどることもあるんですね。