オブラートにくるんだ手紙〜五番街の私からかつてのあなたへ | Yukoのリズム...リズム...音は全てリズムでミュージックを奏でてる!

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十人十色。
我思うままに、徒然なるままに…クラッシックから邦楽まで音が奏でるものは何でも好き。雨音だってリズムを奏でてる…って感じで、様々な曲を中心にブログ投稿しています。


6月23日 オリンピックデー。



1894(明治27)年6月23日、国際オリンピック委員会(IOC)がパリにて創立され、1896年アテネでの第一回(近代)オリンピックの開催が決議された。

オリンピックのシンボル五輪は、青、黄、黒、緑、赤に白で、世界のほとんどの国旗はこの6色で描くことができる。世界は1つとの意がこめられている。


五輪五!

高橋真梨子さん
五番街のマリーへ
 
1973年リリース。


♪五番街へ行ったならばマリーの家に行き
 どんな暮らししているのか見てきてほしい..... 

 .....マリーという娘と遠い昔に暮らし
 悲しい思いをさせた それだけが気がかり
 五番街は近いけれどとても遠いところ
 悪いけれどそんな気もち察してほしい

かつて一緒に暮らしていた女性、悲しい思いをさせてしまった女性、時が過ぎ、その女性のことが気がかり。幸せならばそのままで、もしも?ならば様子を見てきてほしい。自分では行けないから。



拝啓
先日のメッセンジャーの突然の訪問に驚き、今の私の気持ちをお伝えしたくペンをとりました。

私は幸せでも不幸せでもありません。
あれから今も1人で生きていて、不都合もあれば好都合もありでなんとかやっています。

あのときは傷つきましたが、いつまでも傷を気にしていたのでは前には進めません。
時々傷が痛みましたが、人生にはこんなこともあるんだろうな。
裸足で歩けば石も刺さる、雨の日に傘ささなければずぶ濡れになる。
その程度と思い込み、どうにかやってきました。

私にも悪いところはあったのでしょう。お互いが未熟でしたから。
ただ1つ言えるのは、お互いが自分自身をオブラートでくるんでいたこと。
あなたが私のオブラートを破ってしまい、あなたはいつまでも自分のオブラートを大切に大切にしていたこと。
私はあなたにオブラートを破られてから、常に自分自身を出すように、正直に自分のありのままを出して、気取らずにクリアに生きるようにしてきました。
結果、幸せでも不幸せでもないのです。

あなたはどうですか?
まだ自分のオブラートを大切にしているのですか?
本心を隠しながら生きているのですか?
あれからときが過ぎ、私のことを気にかけてくださるということは、あなたは幸せか不幸せかのどちらかなのではないでしょうか?
経済的には幸せなのかもしれませんが、精神的にはリッチではないのかもしれませんね。
でなければ私のことを気にかけて、メッセンジャーがお訪ねくださらないと思ったからです。

自身を守るオブラートは大切だと思います。
しかしそのオブラートによって、全てがひとりよがりになってしまい、結果人を傷つけ、人に気持ちがきちんと通じない、疑心暗鬼ということもあるのではありませんか。

あのときは私が傷つきましたが、今になって傷ついているのはあなたなのかもしれませんね。
そうなるまでに何度オブラートが破れ、破れをつくろい、また破れつくろい、破れてはつくろいを繰り返してきたのですか?
そんなあなたの気持ちも何となくは察しがつくくらいに、私も冷静になり成長しました。

もしあなたがつくろいながらも、まだオブラートにくるまれているのでしたら、私にはもう何も言うことはありません。
ずっとツギハギだらけのオブラートにくるまれているのがあなたの幸せなのでしょう。
もしあなたがオブラートを破る、脱ぎ捨ててクリアになったのでしたら、やっと対等に話せる気がするのです。
お互いが五輪のように平和な気持ちで生きていけるような気がするのです。
隠してもいい本心と隠してはいけない、ごまかしてはいけない、逃げてはいけない本心があると思うのです。

オブラートで隠してもごまかしても逃げても、悲しいことに全てが透けて見えてしまうのです。
隠しごまかし逃げきれないのです。
そんなオブラートは不必要と思いませんか?
不必要な生き方をしてほしいと願うのです。
かつては私もオブラートを必要としていましたが。

手紙なゆえ私の勝手な推測、考えを書き連ねてしまう失礼をおゆるしください。

忘れ去られてもおかしくないくらいときがたったにもかかわらず、気にかけてくださったことに感謝いたします。
ありがとうございます。  敬具

PS.私は幸せでも不幸せでもない。
本当は幸せではありません。
オブラートにくるみました。
ごめんなさい。