5月21日 リンドバーグ翼の日。
1927(昭和2)年5月20日、単発飛行機スピリット・オブ・セントルイス号で、チャールズ・リンドバーグ氏が大西洋単独横断飛行に向けてニューヨークを出発。
5,800kmを33時間半かけて飛行し、翌日5月21日の午後、パリの飛行場に到着。
「翼よ、あれがパリの灯だ」とリンドバーグ氏は有名なコメントを残した。
翼よ、あれが2人の灯だ。
翼の折れたエンジェル
1985年リリース。
♪ドライバーズシートまで横殴りの雨
ワイパー効かない夜のハリケーン
I Love Youが聞こえなくて口元耳をよせた
2人の想いかき消す雨のハイウェイ
Thirteen 2人は出逢い Fourteen 幼い心傾けて
あいつに預けたFiftee Sixteen 初めてのキス
Seventeen 初めての朝
少しずつため息覚えたEighteen
もし俺がヒーローだったら
悲しみを近づけやしないのに
そんなあいつのつぶやきにさえ
うなづけない心がさみしいだけ
Uh翼の折れたエンジェル
あいつも翼の折れたエンジェル
みんな飛べないエンジェル
ダイスをふって 生きてく2人の夢を
誰もがいつだって笑いとばした
I Love Youあいつのセリフかすんでしまうくらい
疲れきった2人が悲しいね
もし俺がヒーローだったら
悲しみを近づけやしないのに
そんなあいつのささやきにさえ
うなづけない心がさみしいだけ
Uh翼の折れたエンジェル
あたしも翼の折れたエンジェル
みんな飛べないエンジェル
純真だった。
無垢だった。
だからあいつを好きになって、あいつに全てを預けた。
それで幸せだった。
何をしても笑顔でいられていつも心踊ってる感じ。
私には頼るあいつがいる。
私には受け止めてくれるあいつがいる。
私はあいつを支える。
私はあいつを受け止める。
翼はまだ小さかったけれど自分で見てもうっとりするくらい、オーロラのように輝いていた。
もちろんあいつの翼もまぶしくて、目を開けていられないくらいだった。
私の翼よりもひとまわりくらい大きかった。
その私よりも大きな翼が羽ばたいて、私をどこにでも連れていってくれるんだとうれしくなり、安心もした。
「翼よ、あれが2人の灯だ」
純真だった。
無垢だった。
純真に好きな気持ちをあいつにぶつけたし、あいつもぶつけてくれた。
ストライクだった。
月日が経つにつれて、世間の周囲の様々な邪魔が入るようになった。
2人の仲を裂こうとする者。
嫌味を口にする者。
世の中のみにくさやずるさに順応できなくて、何度自分の翼をなでながら涙を流したか。
涙を流すたびに翼は輝きを失い、オーロラではなくなっていった。
あいつの翼もだんたん小さくなってまぶしさもなくなり、はっきりと目を見開いて見ることができるようになった。
私たちの翼は目立ちすぎたのかもしれない。
ねたみ、そねみの対象となってしまったのかもしれない。
もし俺がヒーローだったら
悲しみを近づけやしないのに
ヒーローじゃなくても、悲しみをとりはらうことはできるじゃない。
なぜあいつはあのとき。
そんなあいつのつぶやきにさえ
うなづけない心がさみしいだけ
なぜ自分もあのとき。
もう二人三脚はできなくなった。
うまく二人三脚ができなければ、どちらかが転び、もう一方も転ぶ。
私たちは転んだ。
転んで翼は折れた。
翼の折れたエンジェル
あいつも翼の折れたエンジェル
あたしも翼の折れたエンジェル
みんな飛べないエンジェル
翼が折れた。
「翼よ、2人の灯は消えた」
ねたみ、そねみで傷つき、純真、無垢な気持ちも失った。
エンジェルなんか存在しないじゃないか。
どこにもエンジェルはいない。
でも、翼は折れてもきちんと自分自身の中には翼がある。
純真、無垢な気持ちは忘れない。
あいつはどうなんだろう。
ちゃんと翼を持ち続けているのだろうか。
折れてしまっても、翼を持ち続けているのだろうか。
純真、無垢な気持ちをいつまでも忘れないでほしいと願う。





