2022年2月22日 2が6つでスーパー猫の日。
1950年、アメリカのルロイ・アンダーソン作曲 "The Waltzing Cat
踊る仔猫"
猫の鳴き声をイメージして作られ、ヴァイオリンが猫の鳴き声を奏で、弦楽器がピチカートで仔猫がかけまわる様子を表現しています。
......The Waltzing Cat 踊る仔猫...なつかしいニャ。
あたしも、15年前にここん家来た時はよく踊ってた。
公園で虐待されて保護されて、獣医にひどい目にあわされて、人間不信になったのに人間の家に連れてかれて、慣れない!さわれない!って嫌われて半年間、いろんな家に行ったニャ。
ここん家来た時は、産まれて半年たった時だった。
飼い主が虐待されてたあたしの話を聞いて、自分みたいな猫がいるって、面倒みてくれることになったんだ。
ここん家来て3ヶ月くらいは威嚇しまくって絶対に人間は寄せつけなかった。The Waltzing Catではヴァイオリンが猫の泣き声を奏で...あの時のあたしの声なんか、楽器で奏でることなんか不可能だニャ。
ここん家の飼い主は、あたしを「ミニチュア黒ひょう」って呼んで困ってた。
飼い主が悩んだり泣いたり笑ったり、ここん家の息子が騒いだり泣いたり...そばに行ってなぐさめたりもした、した。
息子が食べ残したトーストをあたしの秘密の場に運ぶのが楽しみだった。息子が残した飲み物...甘くておいしかったけど、飲んでるの見つかってとりあげられて...ミルクティーって言うらしい。
親子げんかの時には、あたしは一目散に逃げて身を隠す。
ここん家に来客があったときにも身を隠す。
あたしの特技はかくれんぼだった。
ここん家のいろんなことを見てきたニャ。
そのうちに息子は大きくなって、騒がなくなって、仕事で家を出たんだ。急に静かになって、ものが減って...あたしもおとなしくなったニャ。
身を隠してかくれんぼの特技を披露することもなくなったニャ。
来客があっても、ポカポカ電気カーペットの上でひたすらじっとしてるニャ。
まだまだ寒いし、窓辺でひなたぼっこもしない。
ずっとずっと電気カーペットの上にいる。
ここん家の小学生だった息子も働くようになって家を出て、じっとしてることなんかなかった飼い主も落ち着いて、あたしもすっかり落ち着いたニャ。
飼い主は、その日にやることをやり終えて、夜、あたしとあったかポカポカなところでゴロゴロするのを楽しみにしてる。
あたしの仕事は、この飼い主のゴロゴロに付き合うこと。
小さな電気カーペットよりもずっとずっと広くてあったかなところでのびのびできるから、あたしも楽しみだけど、飼い主がテレビ見ながら話しかけてくるのが少しうるさい時もあるニャ。
あたしには、もうひとつ仕事があるニャ。
飼い主が寝る時に、一緒に布団に入って寝つかせること。
まくらを半分ずつ使ってぴったりくっついて、飼い主を安心させて寝つかせるニャ。
あたしの胸の鼓動が16ビートで、ちゃんとリズムきざんでるって聴きながら寝るんだニャ。あたしのは4ビートだ...とか言いながら...
...寝ついたら、あたしは自分の寝床に行くんだけど、たまにあたしが自分の寝床に行こうとして飼い主を起こしてしまって、また飼い主にぴったりよりそって寝つかせる...やり直しだニャ。
ミニチュア黒ひょうだったあたしが、こんなに飼い主と仲良くなれるとは思わなかった。飼い主も、永久に仲良くなれないかもって思ってたらしいニャ。
あたしと飼い主はお互いが心の支えになっているって、いなくては困る存在だってわかってるんだニャ。
「15年間一緒にいるから?だんだん猫の性格が私に似てきてる。こだわりが強くなって、気が強いところはものすごく強くて....ね!コウちゃん!」
飼い主に似てきたのか....
似たもの同士、これからも仲良くやっていくニャ。
頭下げ下げ、よろしくニャ。





