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冷たい冷たい湖の底で過ごすマリモ。
1952年3月29日に特別天然記念物に指定されるくらい絶滅が心配されるマリモ。
美しいエメラルドグリーン、自然がつくりあげた球状体のマリモ。
マリモに尋ねてみる。
「冷たい冷たい湖の底で過ごして、仲間も減ってしまってさみしくないの?」
「私たちマリモはね、光合成をするからね、日光が届く透明度の高い水の中でないと生きていけないの。水温も35度を超えたら生きていけなくなるの。だから冷たい冷たい湖じゃないとだめなのね」
「さみしくないの?」
「私たちマリモは淡水性の緑藻。球状体の1つがマリモの1個単位じゃないのよ。球状を構成する細い繊維がマリモの個体の単位なの。私たちマリモはね、細い緑藻の集合体なのよ。つまりいつも仲間と一緒というわけ。だからさみしくないのよ」
「集合体…さみしくないのね」
「私たちマリモはね。風によって湖に波が起こって、湖底で転がりながら丸く丸くなっていくの。日光、きれいな水、ほどよい風、そんな自然の力が繊維状の緑藻を集めてくれて私たちマリモができあがる。つまり私たちマリモには素晴らしい自然という仲間もいるのよ。さみしくないわ」
「集合体のあなた方がうらやましい」
「なぜ私たちマリモがうらやましいの?」
「私には仲間がいない。居場所もないの。何もかもしっくりこないの。だから仲間といつも一緒で、ちゃんと居場所のあるあなた方が、あなた方マリモがうらやましいの」
「…………私たちマリモは集合体。集合体でなくても生きていけるけれど、仲間と共に集合体で生きている」
「人間だって基本は1人生きてる。でもやっぱり仲間が、集合体が必要なのよ。保護してくれる存在があって、居場所があって…いつもいつも、それを探してる…集合体で生きてるあなた方がうらやましい。ただただうらやましい」

