先、先を読み、先手を打つ。

常に最悪の状況を想定し、ありとあらゆる対策を講じる。


同じフロアの別部署の、遠い席のジジイが、「コホン」と一つ咳をしただけで窓全開。

彼女の机の上には、卓上加湿器が2台フル稼働している。


隣の席の後輩(私)が、コーヒーを彼女側の机の上に置いた日には、それが何かの弾みでこぼれると自分の書類が台無しになるから、、、「反対側に置け」と、即座に命じられるニヤニヤ


誰よりも早く予防接種を打つ。


外に出るときにはマスクと使い捨てのプラ手を100%装着、、、完全防備である。



愛すべきネガティブ姐さん、、、私は、彼女の事を
心の中でそう呼んでいるニヤリ



決してバカにしている訳ではない。
彼女は、この道20年。毎日一番乗りで出社し、職場から表彰される程、デキる女だ。


その慎重さから、仕事もカンペキ。
私は何度も助けられている。


神経質ゆえに、周りからは敬遠されているが、、、ニヒヒ


彼女が外勤から戻ると、事務所内の空気が一瞬ピーンと張りつめるのだ。


姐さんは「健康オタク」でもある。


隣の席なので、こっそり弁当を覗くと、これでもかという程健康的な食材がギッシリ詰まっている。
炭水化物は摂らない。


この姐さんとは、私が今の部署に移動してから7年の付き合いであるが、とにかく人に厳しく、自分にも厳しい。失敗など絶対に許さない女だニヤニヤ


7年も共に仕事をしていると、姐さんの怒りのツボも心得たもので、暇な時期など「ちょっと怒らせてみるかなニヤリ」などとイタズラ心も芽生えてしまう。


姐さんは経費にも厳しく目を光らせている。

朝一番に出社する彼女は、「これで充分‼️」
と、暖房設定1~10段階の「1」に設定。


社員皆、上着を来たまま業務をこなす毎日であった。


ある日、同僚のUちゃんが「この事務所寒くない⁉️耐えられないんだけど‼️」と言った。

同感、、、真顔



よし‼️ちょっと怒らせてみるか。


設定を「10」にした。


案の定、外勤から戻った姐さんは「暑い‼️💢」
と言いながら、暖房設備を見に行くと「10」ニヒヒ


「誰‼️❓設定10になってるんだけど‼️」と、怒り心頭の姐さん。


やった‼️怒ったぞニヤニヤ


笑いをこらえながら、同僚Uちゃんとの打ち合わせ通り、「昨日から寒気がしてぇ~、なんか微熱ぽくてぇ~、でも、仕事に穴を開けれないと思って出社したんですけどぉ~、すいません、今すぐ設定下げますぅ~」


などと言いながら暖房を下げに行くフリをすると、、、


「何‼️体調悪いの⁉️早く言いなさいよ。アタシの机の2番目の引き出しに、生姜湯があるから飲みなさい。それでも寒気が治まらないなら、外勤代わってあげるから帰りなさい‼️」



ゴメンナサイ、、、(心の声)



そうだ、この人はこういう人だった。



厳しさの中に、確固たる「情」のある人だった照れ



愛すべきネガティブ姐さん。



明日も小っさい事でガミガミ言われるのであろう。


バッチ来~いウインク