世界観episode104 ~自己肯定感と自分を知ること①-1(自己肯定感epi④)

 

  

  

  前回は、

  自己肯定感を上げるためには

  セルフイメージを上げることの大切さ

  をお話ししました。

  セルフイメージを上げるために

  やめるべきこと、

  セルフイメージを上げることによる

  メリットについて

  お話ししました。

    

 

   世界観episode103 ~自己肯定感に直結するセルフイメージの大切さ(自己肯定感epi③)

  

   

 

  今回は、

  引き続き私が

  自己肯定感を上げるために

  やってきたことについてのうち、

  大切だと思うことについて

  お話しします。

 

 

  自己肯定感を上げる、

  

  「言うはやすし、

   やるは難し」です。

 

  多分「自分大好き!!」な

  人にとったら

  「何で自分を認められないの?

  自分を嫌いなの?」と

  思うことだと思いますが…。

 

 

  自己肯定感を上げること

  イコール

  自分を認めること

  イコール

  自分を否定しないこと

  それすなわち、

  自分を好きになること

 

  だと思うのです。

 

  では、

  自分を好きになるのって

  どうやってやればいいの?

  という話になります。

 

  コーチングの佐藤先生が言われた

  印象的な言葉があります。

  それは、

  「一人でいるのは苦にならない。

  だって、

  大好きな人と二人きりだよ!

  ずっとその人と

  話ができるんだから!」です。

  ※佐藤先生も高校生の時に

   自己肯定感を

   上げる努力をされたそうで、

   私もそのやり方を真似ました。

   効果がありました。

  

 

  同じような言葉が

  ジグ・ジグラーの本の中でありました。

  独り言を言うのが好きな男性がいて

  なんで独り言を言うのかと聞くと

  その回答にギャフン。

  「僕は頭が良い人が好きで

  頭の良い人の話をするのも

  頭の良い人の話を聞くのも好きなんだ」

  

  ・・・セルフイメージの高さと

  自分を好きであることについて

  「これか…」と思いました。

  

  それほど、

  自分を好きであることが

  自己肯定感を上げるためには

  大切なのです。

 

  一昨日触れたように

  自分のことが好きであれば

  自分の大好きな人に

  ひどい言葉を浴びせません。

 

  相手が落ち込み、

  つらい時ほど

  励ましや優しい言葉を

  かけるはずです。

 

  もちろん

  甘やかすためだけにかける

  優しい言葉は含みません。

  

  人の成長に

  真に大切なのは、  

  「愛のある厳しさ」だと

  思っています。

  

  本当にその人のことを

  大切に思っているのだとすれば、

  時には苦言を呈して

  諌めることも大切だからです。

 

  そのためには

  相手との信頼関係が不可欠ですが…。

 

  信頼している人(尊敬している人含む)

  からの言葉は

  厳しくても聞く気になりますよね。

  

  例え言われた時はムッとしても

  後からはやはり…と

  思い出して従いますよね。

  

  それはあの人が言うのなら

  もっともだ…、

  自分のことを思ってくれていると

  感じられるからです。

 

  それならば

  自分にも同じように

  ひどい言葉を浴びせるのではなく、

  励ましの言葉や優しい言葉を

  (甘やかすだけではない)

  かけることが大切です。

 

  でも

  自分が心からそう思わない場合は

  先ほどお話ししたように

  「信頼できない」が

  湧いてくるので、

  やはりいつも通りの

  「鬼軍曹のような厳しさ」で

  自分に接してしまうと

  思うのです。

 

  口先だけの

  「大切だと思っている」

  「好き」と伝えたところで、

  本質を見抜くHSS型HSP 、

  見抜きます。

 

  しかも、

  「本当にそうなの???」と

  傷つかないように

  猜疑心が強く、

  自分自身を試すような行動を

  とります。

 

  恋愛などで 

  自分に自信が持てない時

  不安になり、

  相手の気持ちを確かめるような

  行動に出るのと同じ原理です。

 

  不安だと

  「こんな自分でも

  自分が好きでいてくれる?」

  「本当に??」と試すあれです。

 

  試されても

  「うん、好きだよ」と

  言うためには、

  「ありのままの自分」を認めることが

  不可欠になってきます。

  

  まず自分自身と信頼関係を築くことが

  大切になってきます。

 

  HSS型HSPならではの

  「自分を責めがちで、

  自信があって自信がない、

  自分を認めているようで

  認めきれない、  

  信じられないようで信じている」

  といった拗れたデコボコ味の思考で、

  それなりな成功と数々の黒歴史を

  五十年近く歩んできて

  悟りました。

 

  もちろんいっぺんに、

  完全にはできないと思います。

  それでも玉ねぎの皮を

  剥くように

  少しずつでも前進していくことが

  大切です。

 

  それができると

  自分自身に向ける気持ちも楽になるし、

  周りへの気持ちの向け方も

  変えていけます。

  その結果として楽になれます。

 

  では、

  どうすれば自分自身との信頼関係が

  築けるのでしょうか。

  

  それは

  次の3つだと思います。

  ①自分を知る

  ②自分を好きになる行動をする

  ③自分が苦手意識を持っていることを

   やってみる(苦手意識の克服)

  

  ①自分を知ることですが、

  それは「ありのままの自分」が

  どんなものであるか

  知るために不可欠です。

  

  そのために自分の気質を知るのは

  本当に大切です。

 

  ですが、

  それだけでは「自己肯定感を上げる」

  には不十分です。

 

  「自分を認める」

  イコール

  自分で良い!にはなれても

  つらいことがあった時にも

  折れてしまわず、

  元に戻る力(レジリエンス)が

  それでは足らないからです。

  

  そのためには

  「自分を好きになる」の後押しが

  必要になります。

 

  とはいえ、

  「自分を知る」は大切なので、

  まずこの「①自分を知ること」から

  お話ししていきます。

 

  どうしたった人間には

  「ベースになる性質」があるので

  バージョンアップをはかるにせよ、

  そこを知らずしては

  バージョンアップはうまくいかないし、

  ヘタをすると潰れます。

 

  そこで大切なのが、

  「私はHSPだから〜」ということで

  変化・成長しなくて良いことへの

  正当化ではなく、

  純粋に「自分の取説を知る」

  という意味で

  「HSS型HSPという気質」を知る

  ことが大切だと思います。

  

  機械でも

  連続使用は避けてくださいとか、

  直射日光の当たらないところに

  置いてくださいとか

  あまり温度が上がらないところに

  置いてくださいとか、

  そんな感じです。

 

  物で言うと

  「水の沸点は100度で、

  0度になったら凍ります」

  犬や猫を飼うときに

  「ダックスフントは猟犬出身です」

  好奇心が強いタイプの子なので

  遊べる環境を意識してくださいとか、

  人懐っこい子です、とか

  そんな感じです。

 

  より良く自分を生かす、

  相手と良い関係を築く、

  自分を快適に過ごさせるためには、

  世の中多数派とは異なる感性を持つ

  人口6%というレア気質の自分を

  知ることが不可欠です。

 

  多数派の物差しが

  HSS型HSPには合わないことが

  多いからです。

 

  そこに気づかないと

  「人と同じでない自分」を

  責めたり、

  劣等感を感じ、

  自己否定をするように

  なってしまいます。

  

  そもそも「世の中多数派」であっても

  「良い人生」は人それぞれ

  違います。

  「良い人生」の選択基準や評価基準が

  10人いたら10通りあるからです。

 

  「自分らしい選択」も

  本来は人それぞれ違います。

 

  その中でさらに

  HSS型HSPは

  少数派で「人との違い」から

  幼少期から苦労した経験があるため

  自分を否定しがちです。

 

  自分を認めることの第一歩として

  気質を知ることが大切なのです。

 

  羊は羊、

  同じように草は食べて、

  山羊を羊の群れの中で育てても

  山羊は羊にはなれません。

 

  山羊の良さを追求するためには

  まず自分が山羊であることを

  知ることが大切ですよね。

 

  飼い方、餌のやり方とか

  最適解が種により違いますし、

  山羊にしても

  山羊同士の個体差があります。

 

  そこの個体差を知ることも含めて

  自分を知ることが

  大切になります。

 

  長くなるので、

  具体的な行動については

  明日お話しします。

  

 

 

 「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」

    ~フォレスト出版

   トレイシー・クーパー著

     (カリフォルニア

     統合学研究所の統合学哲学博士。

     HSPのアーロン博士の

     ドキュメンタリー映画にも

     出演、自信もHSS型HSPと公表)

   時田ひさ子監訳

    (HSS型HSP専門心理カウンセラー)

   長沼睦雄監修

    (精神科医)

 

 

 

     

  明日も、  

  引き続き私の自分を好きになること、

  自己肯定感を上げるために

  やってきたことについてを

  お伝えしたいと思います。