HSS型HSPの日常・本心を出すことの苦手さとそれにまつわる行動

 

  

  

  前回は、

  HSS型HSPの

  Twitterで紹介した

  繊細で刺激を愛するが

  人との関わりでは

  踏み込まれぬよう壁を

  作りがちであることについてを

  中心にしてお話ししました。

    

 

   HSS型HSPの日常・人好きの良さと関わりを避けたがる矛盾

  

   

 

  今回も引き続き、

  HSS型HSPの

  日常の中で

  よくあること・

  よく感じることについてのうち、

  本心を出すのが苦手なあまり、

  大切な人との関係で

  白黒思考を発動させ

  自ら関係を破壊することがある

  ことなどをお話しします。

 

 

       HSS型HSPは、

  大切な人でも

  自分の本心を出すのが苦手。

  失望されるのを恐れて

  相手の期待を演じてしまう。

  思われすぎは

  重くて窮屈で落ち着かない。

  だんだん面倒になって

  先手必勝、

  自分で関係を破壊する。

  プライドは高く、

  地雷に触れられたり

  束縛・執着されたら即アウト。

  冷めた気持ちは

  二度とは戻らない

  

 

  

 

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  これは、

  以前Twitterで

  発信したことがあるお話です。

  

  昨日も触れたのですが、

  HSS型HSPは

  自分の本音を人に話すのが

  苦手で好みません。

 

  恐ると言った方が

  良いかもしれません。

  

  具体的に言うと、

  「ありのままでいたいが

  真っ黒な部分を見せて

  失望されたり

  ドン引きされたり

  嫌われたらどうしよう」

  という気持ちです。

 

  誰しも

  「人に失望されたら、

   嫌われたらどうしよう」という

  思いを持っているとは

  思いますが、

  HSS型HSPの場合は

  「自分は腹黒で

  ありのままでいたいけれど

  それだと人間関係は

  うまくいかない」

  という思い込みが強いのです。

 

  先日私もまさに

  その体験をしました。

  

  「シニカルでブラックな部分の私」が

  コミュニティ内の人の白さというか

  ある種の絶対的な信頼感というかに

  そぐわないような気がして

  居心地が悪く

  悩んでいました。

 

  そのコミュニティでの

  学ぶ内容は勉強になるので

  参加すること自体が

  嫌というわけでも、

  そのコミュニティにいる人が

  嫌だとかそういうのとも

  また違って、

  ただ居心地が悪い。。。

 

  本音を隠しているのが

  申し訳ない。。。

 

  (コーチングアカデミーや

   星読みの関係コミュニティでは

   ありません。)

 

  隠している本音が黒くて

  すみません。。。

  羊の群れに山羊が紛れ込んで

  なんかすみません。。。

  そんな気持ちに

  勝手になっていました。

 

  そうすると

  うまく話ができず、

  発言するときはほぼいつも

  「ここまで歯切れが悪い私も

  そうないな」というくらい

  話をすることに苦痛と苦労を覚え

  自己嫌悪なしに話を

  終えることがないくらいでした。

 

  

  主催者の方に

  場違いな気がして

  気後れしてしまうのですと

  話したところ、

 

  「シニカルでブラックな部分」は

  人は誰でも持っていて、

  私の全部がそうではない

  ということは

  みんな分かるから大丈夫、

  そう言われました。

  

  そんなふうに考えたことが

  なかったので

  「なるほど・・・」と

  気づきました。

 

 

  そう思うと

  「湧いてきた

  マイナスな感情を

  心の庭園に茂らせるのではなく、

  肯定的な感情を選べば良い。」

  安心してそう思えるように

  なれました。

  

  また少しずつ本音との

  乖離を減らせます。

 

  やはり

  自分の気持ちにも相手にも

  「誠実」でありたいと思うのです。

 

  おそらく

  HSS型HSPの方の多くは

  道徳意識が高く、

  「こうあるべき」という理想像も

  持っているため

  私と同じように感じていて

  そう感じるからこそ

  「腹黒な自分」に対して

  悩むのだと思います。

 

  「腹黒な自分」を否定はしません。

  ただそれを

  ずっと心の中に

  生い茂らせないことが

  大切だと思うのです。

 

  生い茂らせると

  やはりマイナスな思考や感情が

  強くなってしまいますので。

 

  HSS型HSPは、

  大切な相手ほど

  失望させたくないので

  相手の望む姿を演じ

  期待に応えようとします。

 

  ですが、

  その時に同時に

  「自分は本当はそうじゃない」と

  強く感じるようになっていきます。

 

  そして、

  演じる自分との乖離を

  感じるたびに

  相手を騙しているように

  感じて後ろめたさを感じます。

 

  そして本当の自分を

  見せられないことで

  演じていない自分を心の中で

  否定してしまいます。

 

  そうするとだんだん

  この矛盾と乖離性に

  悩むことが多くなり、

  やがて疲れて関係自体を

  壊して解決しようと

  してしまいます。

 

  いわゆる

  白黒思考の発動です。

 

  相手から思われることも  

  相手の思っているような

  自分ではないと思って

  重たく感じたり、

  相手の望む姿を演じなければ

  いけないという無意識の義務感が

  重たくなり、 

  逃げたくなります。

 

  この傾向は

  HSS型の脱抑制の気質の

  表れではないかと

  考えます。

  

  他の発信者の方の投稿にも

  HSS型HSPは

  嫌われるのが怖くなってきたら

  先手必勝と言わんばかりに

  嫌われる前に自ら関係を破壊する

  という話がありました。

 

  この辺りも

  自己肯定感の低さが

  ありのままの自分を認めることを

  難しくさせているのだと

  思います。

 

  ありのままの自分に向き合い、

  セルフイメージを上げれば

  自己肯定感は育っていきます。

  

  束縛を嫌い関係を破壊することは

  別として、

  自分に向き合い 

  ありのままの自分を認めていくことが

  相手の期待に応えようと

  しすぎないことに

  つながるのだと思います。

 

  ハーバードの研究によると

  良い人生と言えるためには

  親友を一人でも

  持つことが必要だそうです。

  (前向きな人とお互いに

  大切にし合う関係を築くこと)

  

  

  そうするためにも

  やはりなるべく早く

  未熟な自分を否定せず認め、

  ありのままの自分を認めて

  いくことが大切だと思います。

 

  ありのままの自分を認めることは

  現状のままで良い、

  という意味ではなく、

  そこからがより良い自分に

  成長していけば良い、

  ということです。

 

 

 「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」

    ~フォレスト出版

   トレイシー・クーパー著

     (カリフォルニア

     統合学研究所の統合学哲学博士。

     HSPのアーロン博士の

     ドキュメンタリー映画にも

     出演、自信もHSS型HSPと公表)

   時田ひさ子監訳

    (HSS型HSP専門心理カウンセラー)

   長沼睦雄監修

    (精神科医)

 

 

 

     

  明日も引き続き、  

  HSS型HSPの日常のあるあるを

  お伝えしたいと思います。