HSS型HSPの日常・一人は好きだがみんなでいる時の孤独感はつらい
前回は、
HSS型HSPの
Twitterで紹介した
束縛や命令を嫌い、
火がつくと
止まらないスロースターターで
好奇心旺盛なため、
道草が大好きといったことを
中心にしてお話ししました。
HSS型HSPの日常・束縛を嫌い自由を愛する道草好きで繊細な天邪鬼
今回も引き続き、
HSS型HSPの
日常の中で
よくあること・
よく感じることについてのうち、
一人時間は好きだが
みんなでいる時の孤独は
人との違いを感じて辛くなることを
お話しします。
HSS型HSPは
1人時間は好きだが、
「みんな」でいる時の
「孤独感」はつらく感じる。
HSS型HSPは、
行事の時は周りから浮かないよう、
いつも以上に
「一緒に楽しんでいる明るいキャラ」を演じ、
「自分の中の異端」を
隠そうと努力する。
この習性は幼少期の
「あの子、変わってるね」から始まり、
長じての「ノリが悪いよね」に続く、
陰口と仲間外れのつらい体験のせい。
でも、
そもそも内容の薄い話や浅い話は苦手。
「仲間ウェーイ」のノリも苦手。
みんなが盛り上がるほど
それに着いていけない
自分にだんだん気付く。
そして、頑張ることに疲れた頃、
「みんな楽しそう…
でも自分だけみんなと違う」、
やっぱり周りから浮いている
気がする」、
そんな思いが脳裏をよぎり、
どうしようもない孤独感と
疎外感とを感じてしまう。
でも安心して。
そんな孤独感と疎外感を
感じるようになるのは、
脳の背側縫線核(はいそくほうせんかく)
という孤独を感じる部位の
神経細胞の活発化のせい。
人は孤独を感じると
孤独と自己とをつい同一視し、
孤独から抜け出そうと
頑張って社交的になり、
さらに孤独を感じる悪循環に
陥ってしまうのだそう。
要は人は孤独感と
自分とを同一視してしまうのだ。
HSS型HSPは
繊細で感受性が鋭いので、
孤独感と疎外感を
人より敏感に感じてしまうだけ。
孤独を感じたら、
「あーまたなんか
脳が頑張っちゃってるな」と
生温かい目で
自分を見守ってあげれば良き。
そうすると、
落ち着きを取り戻し
必要以上に自分を責めたり
落ち込む必要がないとわかるから。
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これは、
以前TikTokで
発信したことがあるお話です。
TikTokで投稿した時にも
明るいフリをする自分のことを
もう一人の自分にずっと
愚痴を言っていた、
若い頃はできなかったが、
一人でいることが楽であることに気づき
逃げ方が分かって楽になった、
年齢を重ねると
仲間ウェーイもできるようになった
やりすぎると一人反省会はするが。。。
といったコメントをいただきました。
コロナを機にいわゆる「〇〇会」的な
飲み会やお食事会が減ったことは
私を含め気が楽になった方も
多いようです。
Twitterでも
コロナ禍下で
数少ない良かったことは
職場の気乗りしない
飲み会やランチ会に
参加しなくてもよくなったこと
というコメントをよく見かけました。
楽しい会も無くなったのは
残念でしたが、
気を遣わなくて済むし、
うまく馴染みきらない自分を
感じるダメージも減るといった
ことがあるのだと思います。
この「一人でいる時より
人と一緒にいる方が孤独」というのは
HSS型HSPではなくても
よく言われることだと思います。
それでも
やはり繊細であること等から
感じる度合いが
普通の方より強いように感じます。
ただし、
このことが脳が作り出す幻想?
ということは、
この投稿をするときに調べて
初めて知りました。
なぜそう感じるのか、
嫌な記憶を思い出すほど強化される
ことと原理が同じだろうかと
考えて調べたのがきっかけです。
調べてみてなるほどと思いました。
自分の気持ちを知ることは
とても大切です。
そして、その原因を知ることも
大切だと思います。
ともすれば
落ち込むことが多かったり、
つい記憶を反芻することが
HSS型HSPは多いです。
この時に脳内で繰り広げる
自己否定につながる
セルフトークが
長時間になればなるほど
ネガティブが潜在意識に蓄積され、
脳内のセルフイメージが
下がるので、
注意が必要です。
よく発する言葉に気をつけなさい、
脳は主語を理解できないから、
と言われますが、
気をつけないといけないのは、
発する言葉というより
むしろ脳内で絶えず繰り広げがちな
「自分を責めるネガティブセルフトーク」
です。
私もこのことを
コーチングを学んで初めて気づきました。
知らないって本当に恐ろしい。
(よく考えれば原理が同じだから
気づいても良さそうなのですが、
お恥ずかしながら、
全くそこはノーマークでした。)
私はタイプ的にも
かなり自己否定が強い方で
延々嫌な記憶はロングラン、
リバイバル上映をする人間でした。
コーチングの学びを機に
自分がいかに
自分を認めない方向、
貶める方向に舵を切っていたかを知り
愕然としました。
そして、
セルフトークの自分責めを
やめるようにしました。
もちろん、
うっかり言っていることもありますが。。。
気づいたら、
即「おっとぉ。。。いかんいかん、」
とやめます。
くれぐれもそこで
「また忘れてしまった。」と
自分責めを止めるのに
そのことをうっかり忘れて
自分責めをしてしまったら、
本末転倒。
以前の私だったら、
間違いなくこの愚行を犯していたと
思います。
ですが、
コーチングを学び、
気をつけてきたため
この傾向は限りなくなくなりました。
そして、
最近は「肯定的な面を選ぶ」を
心がけるようにしたため、
なおさら前よりも
脳の切り替えが
早くなった気がします。
11月下旬のコーチングの出会い、
12月下旬からの
コーチングの学びにより、
まだ3ヶ月ちょっとですが、
大きく変わることができました。
学び、
それを実践すると
人は幾つになっても
変わることができるし、
成長し続けることができるのだと
実感する今日この頃です。
「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」
~フォレスト出版
トレイシー・クーパー著
(カリフォルニア
統合学研究所の統合学哲学博士。
HSPのアーロン博士の
ドキュメンタリー映画にも
出演、自信もHSS型HSPと公表)
時田ひさ子監訳
(HSS型HSP専門心理カウンセラー)
長沼睦雄監修
(精神科医)
明日も引き続き、
HSS型HSPの日常のあるあるを
お伝えしたいと思います。
HSS型HSPの日常・考えすぎるのがデフォルトな相反する気質の持ち主