世界観episode89~甘かったコーヒーと父との思い出

  

  

  前回は、

  HSS型HSPの

  Twitterで紹介した

  普段は穏やかだが

  空腹や睡眠不足が

  メンタルに影響を与える、

  集中力が途切れると元に戻りにくい、

  本気の怒りは表に出さず基本去る

  といったことを

  中心にしてお話ししました。

    

 

   HSS型HSPの日常・生理現象や環境等に現れる機嫌の関係

  

   

  今回はちょっと父との思い出を

  お話しします。

 

  コーチングを学び感謝のワークを

  することにしてから

  本当の意味で父と和解ができ、

  父の晩年、

  うまく折り合えなかった悔い

  もっと頑張れば良かったのに…。

  結果論だから何とでも言えるのは

  よくわかるのですが、

  それでも自分を

  責める気持ちがずっとありました。

 

  父が亡くなってから3年が

  もうじきくるのですが、

  ようやく子供の頃の思い出溢れる

  本を片付けられるように

  なりました。

 

  片付けた方が良いのは

  分かっていたのですが、

  なぜかどうしても片付けたくなくて、

  今に至ってしまいました、

 

  ですが、

  機械的にざかざか捨てるのは

  やはり思い出があるので

  嫌だったのです。

 

  本気でやりたいことがあるなら

  早く片付けはした方が良い、

  本気じゃないの??と、

  以前ある方から言われたことが

  あります。

 

  そこは私が

  思いを大切にしたい星座の

  持ち主だったからか、

  どうしてもできなかったのです。

 

  おかげで

  客観的に幼少期の

  父や母からちゃんとしっかり

  愛情を受けていたことを

  思い出しながら、

  思い出の品々にお別れを

  言うことができました。

 

  お別れを言うのは、

  私が次に進んでいくために 

  必要だったステップです。

 

  感謝の念が湧いてきて、

  脳裏には画像と共に

  思い出が鮮明に再生されて

  ボロボロ泣きながら片付けを

  現在やっています。

  (区切りとして3月中を

   目処にしていますが、

   正確に言うと当分かかります。)

   

  「大切なものを大切にする」機会を

  失わなくて良かったです。

  

  

  そんな片付けの合間に

  気分転換とドーピングを兼ねて 

  コーヒーを飲んでいます。

 

  最近ちょっと贅沢することを

  覚えました。

 

  フレーバーコーヒーです。

  以前はコーヒーに

  余分な香りをつけるなんて

  邪道だと断固拒否していました。

 

  ですが、

  食わず嫌いだったと反省。

 

  きっかけは

  ハワイに行った時に

  空港でお土産用に

  試飲させてもらってことのほか

  美味しかったのです。

 

  以来スペシャル気分の時に

  楽しんでいます。

 

  コーヒーが好きだった父に

  できれば飲ませてあげたかったと

  今更ながら思えます。

 

  そして、

  そう思えるようになった

  自分の心の成長に驚きと

  そうさせてくれた

  コーチングの佐藤先生に

  感謝の念が尽きません。

 

  父との思い出をここで

  お話しさせていただきます。

 

  父、完全に悪者なような位置付けに

  してしまったような

  気がするので…。

 

  それではあまりに

  フェアじゃなさすぎる。。。

 

  こういうあたりが

  公平性を愛するHSS型HSPたる

  所以なのだと思います。

 

  一度メルマガでお話ししたことが

  あるのですが、

  こちらではしていなかったので、

  今回切りをつける意味で

  こちらでもお話しさせていただきます。

 

 

  

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  甘かったコーヒーと父との思い出

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  コーヒーにまつわる

  子供の頃の思い出を一つ

  お話しします。

 

 

  私の子供の頃の

  コーヒーの思い出といえば朝。


 

  私の両親はどちらも

  コーヒー党。


 

  どんなに忙しくても

  朝は一杯のコーヒーは

  欠かせない、

  そんな人たちでした。


 

  私が保育園に通っていた頃、

  両親は共働きで、

  朝は忙しいのです。


 

  自分たちの身支度に加え、

  姉を小学校に送る準備、

  保育園に行く私の準備。

  しかも寝起きが悪くぐずる。


 

  母は食事の支度。

  朝は和食派の父のために

  お味噌汁とご飯を作り

  私のために、

  食べやすくしたものも準備。。。

  (私は匂いに敏感なので、

   朝のご飯の匂いと

   お味噌汁の匂いが苦手でした。

   本当に手間のかかる子でした)

 

 

  そんな忙しい朝、

  良い香りの

  コーヒーを飲むのは

  両親にとり、

  出勤前のリフレッシュの

  儀式だったのだと思います。


 

  当時母は中学校の教員で

  多分部活動の

  こともあったのでしょう、

  朝は早めでした。


 

  にもかかわらず

  保育園の最初の頃は

  送り迎えは母がしていました。


 

  理由は、

  私が園に馴染めず

  父ではどうしようも

  なかったからです。



 

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  朝母が無理して私を

  自転車の後ろに乗せて

  園まで連れて行っていました。

 

  今から思えば、

  お母さん、ごめんなさい。。。w


 

  母の勤務地は

  私の通う保育園とは

  反対方向でした。。。


 

  園に馴染んでからは

  父に役目を交代しましたが。。。


 

  共働きの両親のおかげで

  朝一番に園に行き、

  帰るのはほぼ一番最後。

 

  というのが長く続きました。


 

  父の出勤経路に

  園があったので、

  出勤する父のバイクの

  後ろにちょこんと

  乗って保育園に行く。

 

  そんな生活をしていました。


 

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  父はコーヒー党。

 

  コーヒーを飲まなかった母も

  父の影響でコーヒー党に

  なりました。


 

  今のようにコーヒーメーカーが

  普通の家にないので、

  飲むのはインスタント。

 

  銘柄はいつも

  ネスカフェのゴールドブレンド。


 

  パチンコもゴルフもしない

  着道楽でもなく

  車も運転しない父にとっては、

  (レコードと書籍は

   好きに買っていましたが。。。)

  ちょっと高い

  インスタントコーヒーを飲むのは

  ささやかな楽しみだったのです。


 

  母がいれたコーヒーを

  新聞を読みながら

  飲むのが父の朝の日課でした。

 

  もうとっくに

  割れて処分しましたが、

  当時父が使っていた

  コーヒー用のコップは

  今でもよく覚えています。



 

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  コーヒー、

  匂いはすごくいいですよね。

 

  子供の私にとっては

  魅力的。。。


 

  コーヒーには

  カフェインが入っているので、

  子供の私は当然

  飲ませてもらえません。


 

  ですが、

  時々おこぼれに預かっていました。


 

  あまりにも物欲しげに

  新聞を読む父に

  猫のようにまぶれつく私に

  ほだされた父がこっそり

  くれるのです。


 

  もっともそんなことは母もお見通し。

  黙認していたようです。


 

  父と秘密が共有できたのも

  嬉しかったのを

  思い出します。


 

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  ※大きくなるにつれ

  関係が難しくなった父と私ですが、

  幼少期は仲良し。

  父の膝の上は私の特等席でした。

 

  因みに

  母の背中も私のもの。

  遊んでくれるお姉ちゃんも私のもの。

 

  暴君ですね。。。w

 

  思い返せばかなりの甘えんぼ。

  4歳上のお姉ちゃん、

  本当にごめん。。。

 

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  もちろん、

  飲ませてくれるといっても

  ほんの数滴。

 

  それをこん限り

  クリープとお砂糖を入れて

  子供用に激甘状態に

  父が用意してくれるのです。


 

  多分今飲んだら

  うぇッとなるような甘さだと

  思います。

 

  でも当時の私は

  そんな甘いコーヒーを

  父から分けてもらうのが

  大好き。


 

  大人っていいな、

  こんな美味しいものを

  飲んでいるんだと

  本気で思っていました。


 

  後に普通のコーヒーを

  初めて飲んだ時

  ショックで驚きました。

  なにこの苦さ。。。


 

  すっかり忘れていた

  幼い日の

  幸せなコーヒーの思い出、

  Twitterを始めたことで

  思い出しました。

 (10月1日はコーヒーの日)
 

  今はコーヒーに

  お砂糖を入れて飲むことは

  外出先での

  効率良いエネルギー摂取の

  場合しかありません。


 

  思えば大きくなったものです。。。

  

 

 

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  実は今日は、

  アダルト・チルドレンについての

  集中講義を受ける予定です。

  

  コーチングアカデミーの関係から

  学ぶ機会を得ました。

 

  ミニ講座で聞いたのですが、

  いわゆる

  すごい機能不全家庭ではなくても

  ACになるのだそうです。

 

  先日のミニ講座を受けた時

  私もそうだったかも。。。と

  思って学ぶことにしました。

 

  また、以前Twitterで

  ACのことを発信している方から

  「もしかしてACじゃない?

   HSPの人はACの人って多いよね」と

  言われたこともあり、

  実はずっと気になっていたAC。

 

  その時にはそこまで

  機能不全家庭ではないから

  ACというのもちょっと。。。と

  思っていたのですが、

  でもHSS型HSPであることを

  差し引いても

  ACではないとも言い切れないか??

  そう思っていたのです。

 

  そこでの学びをまたシェアさせて

  いただこうと思っています。

 

  そのこともあり、

  最近感傷的になっているのかも

  しれません。

 

  そこは感受性豊か、

  繊細なHSS型HSPなので。

  

  

  ともあれ、

  明日は一応

  HSS型HSPの日常のあるあるを

  お伝えしたいと思います。

  

  

  HSS型HSPの日常・束縛を嫌い自由を愛する道草好きで繊細な天邪鬼