HSS型HSPの日常・自己肯定感の低さから来る劣等感と向上心

 

  

  

  前回は、

  HSS型HSPの

  Twitterで紹介した

  雑念が浮かび瞑想が苦手、

  気を遣われると落ち着かなくなるなど

  心の動きを中心にお話ししました。

    

 

   HSS型HSPの日常・やりがちな心の動き

  

   

  今回も引き続き、

  HSS型HSPの

  日常の中で

  よくあること・

  よく感じることについてのうち、

  自己肯定感が低い関係で

  強気な場合は弱気になると

  劣等感が強くなり

  強気な場合はそれが糧になる

  ことなどについてお話しします。

 

 

 

  HSS型HSPは、
  ・プライドは山で自己肯定感は低いが
   人に認められたいという思いは

   秘かに強い
  ・白黒思考で自信ありげだが
   自分が否定されたように感じやすい
  ・人との比較で落ち込むが
   劣等感をバネにして

   仕事や勉強で成功する
  ・強気なときは攻めていくが
   弱気になるとメンタルは豆腐化する

 

  

  

  

 

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  これは、

  以前Twitterで

  発信したことがあるお話です。

 

  HSS型HSPは、

  自己肯定感が低いです。

 

  恐らく小さい頃に

  両親や

  同年代の一般的な子供や兄弟との

  違いを指摘されたり  

  できていないことを比べられたり

  してきたため、

  自己肯定感が低めです。

 

  全てを親のせいにするわけでは

  ありませんが、

  クーパー博士もHSS型HSPの子供が

  育つ際に親が果たす役割は

  大きいことを著書の中で

  触れていました。

 

  ですが、

  なぜか妙な自信を持っている面もあります。

  これは他のHSS型HSPの方も

  言われていることです。

 

  多分感覚処理感受性(SPS)の鋭さから  

  由来する観察力・分析力に

  好奇心に端を発する大胆さで 

  物事をうまくやり切る能力があることの

  自覚があるのだと思います。

 

  このことが

  自信を持つことに

  繋がっているのだと思います。

  

  

  この自信ですが、

  私生活的対人面というよりも

  むしろ行動面や

  仕事面で対人関係をうまく

  築くことが得意であることに

  由来している気がしています。

 

  

  他には苦手な面が多いため

  この部分での

  行動力や有能さが発揮された場合、

  賞賛を無意識に求めてしまうのだと

  思います。

 

  ですが、

  ここで屈折しているのがHSS型HSP。

  

  HSS型HSPは

  「理想的な人間」でありたい思いが強いので、

  賞賛を求めるのははしたない、

  というか

  優れた人のすることではないという

  意識が強いのです。

 

 

  この深層心理のおかげで

  表だって賞賛を要求することはありませんが、

  褒められて然るべき、当然と

  秘かに思っています。

 

  そして褒められない場合は

  秘かにがっかりしています。

 

  

  HSS型HSPが持つ白黒思考も

  自信があるように見えますが、

  グレーを受け入れる

  成熟差が

  足りていないためです。

  

  HSS型HSPは

  非論理的なもの、曖昧なモノを

  嫌う傾向があります。

  要は不確かな、  

  説明の付かないモノが

  理解不能で苦手なのです。

 

  先ほどお話ししたように

  自己肯定感の低さを

  自分の理想を求め、

  頑張りで克服しようとします。

  

  そういう意味で

  HSS型HSPは負の感情たる

  劣等感を頑張りの糧にかえることが

  できる存在だと思います。

 

  要は、

  自分はだめだ。。。で、

  終わらないのです。

 

  自分ができないのは腹が立つ、

  デキルに違いない。

  ならば努力あるのみ。。。

  という意識が働くのです。

 

  ある意味プライドをかけた闘いです。

 

  ただ、

  この感情も能力の限界にぶち当たると

  うまく機能しなくなります。

  

  どんどん自分を追い詰め

  ぼろぼろになってもなお追い詰めるので

  諸刃の剣といえます。

  

 

  うまくいかなくなると

  繊細なHSPの面が暴走するように

  なってしまうのが

  HSS型HSPと言えます。

 

  しかも感覚処理感受性(SPS)が

  日頃の観察を元に、

  できない理由、

  うまくいかない理由と根拠、

  人より劣っていることの根拠を

  しっかり自分に教えてくれるのです。

 

 

  普段は助けてくれる

  感覚処理感受性(SPS)ですが、

  弱気になると

  HSS型HSPにとっては

  自分を痛めるものに変化してしまいます。

  

 

 

  

 「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」

    ~フォレスト出版

   トレイシー・クーパー著

     (カリフォルニア

     統合学研究所の統合学哲学博士。

     HSPのアーロン博士の

     ドキュメンタリー映画にも

     出演、自信もHSS型HSPと公表)

   時田ひさ子監訳

    (HSS型HSP専門心理カウンセラー)

   長沼睦雄監修

    (精神科医)

 

 「繊細すぎる自分の取扱説明書」
  中島輝
 SBクリエイティブ株式会社出版


 

 

    

  明日も引き続き、  

  HSS型HSPの日常のあるあるを

  お伝えしたいと思います。

  

  

  HSS型HSPの日常・特性から来る愛すべきダメダメさ

 

 

  

  続きます。