HSS型HSPの日常的なあるある紹介105(個性の取説)

 

  

  

  前回は、

  Twitterで紹介した

  HSS型HSPの

  自分の本音を隠しつつ、

  それでも実は分かってほしい、

  でもわかってほしくないという

  傷つくのを恐れる天の邪鬼な気持ちを

  中心にしてお話ししました。

    

 

   HSS型HSPの日常的なあるある紹介104(個性の取説)

  

   

  今回も引き続き、

  HSS型HSPの

  日常の中で

  よくあること・

  よく感じることについてのうち、

  HSS型HSPは感じやすく

  傷つきやすい日常を

  日々を心穏やかに

  過ごすためのポイントについて

  お話しします。

 

 

  HSS型HSPが

  ツラいとき心穏やかにすごすポイント
  ◇比較せず

   自分のペースを大切に
  ◇他人を気にせず

   自分の感情に素直に
  ◇自分を責めすぎず

   思考は停止モードに
  ◇SNSを見て

   夜更かしせずさっさと寝るように
  ◇予定は詰め込みすぎず

   2割の余白を残すように
  ◇苦手な人は

   我慢せず離れてミュートするように

  

   

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  これは、

  以前Twitterで

  発信したことがあるお話です。

 

  HSS型HSPは

  HSS型の刺激追求因子を持つため

  行動的だったり

  HSPの人よりも社交的だったり

  します。

  ですが内向的なHSPの

  性質をもっているため

  疲れやすく、

  悲観的な考え方をしがちです。

 

  疲れるとてきめん

  ネガティブな部分が強くなるので、

  大切なのは

  疲れをためないことになります。

  このため睡眠や

  回復のための一人時間が大切なのは

  言うまでもありません。

 

  行動として気をつけたいのは

  人と比較せず自分のペースを守ることです。  

  つい感覚処理感受性(SPS)のため

  人を観察し分析してしまいます。

  しかも向上心が強いため

  自分と比較してしまうのです。

  強気なときはそれを原動力にして

  伸びる希有な才能を持っていますが、

  疲れていたり自信がない、弱気なときは  

  自分の劣っているところを

  見つけてしまうのです。

 

  そうすると、

  落ち込むだけになるので、

  人と比べても自分のペースを守ることです。

  ウサギとカメのカメが

  最後まで自分のペースを守ったように

  人の進み具合を見て焦ってはいけないのです。

  焦るとてきめん、

  HSS型HSPは

  自分のできていないところを

  責め始めるので。

  

  自分の失敗を気にし始めたら

  一気に思考停止が必要になるのです。

 

  他人の気持ちを気にし始めると

  自分の気持ちを

  引っ込めて相手の気持ちを

  優先する優しさと

  自己保身を図りたい気持ちが

  強いのもHSS型HSPの特徴です。

  

  そうすると

  過剰に忖度し始め、

  自己犠牲が当たり前で、

  自分の気持ちにフタをするのが

  慣れっこになり、

  いつしか自分の本音を

  無かったことにする傾向も強いです。

 

  こうして自分の本当の気持ち迷子に

  なってしまうのです。

 

  このため、

  よく「本当の気持ちを言って」と

  言われて答えに窮するのです。 

  本当の気持ちが分からないので。

  

  といのも、

  HSS型HSPは

  自分の本当の気持ちを隠すため、

  巧妙に答えをずらしたり、

  触れないようにする傾向があるからです。

 

  そうならないためにも

  自分の気持ちに注意を払うことが  

  大切になります。

 

  これは誰にでも当てはまることですが、

  特にHSS型HSPは

  意識しないとできなかったりします。

 

  HSS型HSPは

  刺激追求因子の中の

  退屈さを嫌う性質のため、

  つい予定は詰め込みがちです。

 

  しかも効率よく済ませたいと

  いう効率性を追求したい気持ちもあるので、

  外出するときにまとめて

  用事を済ませようと

  机の上でだけ考えてギチギチに

  詰め込みがちです。

 

  こうすると

  無理が生じるので

  疲れてしまいます。

  

  疲れるとネガティブな思考に

  なりやすいので、

  予定は2割の余白を残すくらいを

  心がけることが必要です。

 

 

  HSS型HSPは

  仲間はずれにされたり、

  陰口や批判を言われないように

  世の中のルールを一生懸命守って

  生きています。


  また、

  よりよい人になりたいという

  向上心や高い理想を持つ傾向が

  強いそうです。

 

  そうなると

  世の中の建前のルールを

  守らなければと

  一生懸命自分の心に背いてでも

  それを守ろうとします。

  守れない場合は自分を責めて

  落ち込むのです。

  

  最たる物が

  「人を許さなければいけない」

  「人を嫌ってはいけない」

  「人と仲良くしなければいけない」

 

  この「いけない」ルールに

  過剰に縛られているのです。

 

  時が経てば人を許せるようになっても

  すぐには許せなかったりします。

  許すことが大切わかっていても

  心が許したくないときは

  許せない自分を劣ったダメな人間と見なし、

  責め続けるのです。

 

  嫌いな人についても

  「あなたが嫌うから相手もあなたのことを

   嫌いになる。

   まず相手を好きになりなさい。」

  確かにこれは鏡合わせ的なことで

  真理だと思います。

 

  ただ、

  本当に嫌いな相手を

  無理に好きになろうとすると

  反発する気持ちの方が強くなります。

  これはHSS型HSPに限ったことでは

  ありません。

  そんなときは、

  「嫌いな人を好きになるよう一生懸命

   努力」して、相手から軽んじられたり、

  相手に媚びを売ってしまう

  哀しい結果に結びつきがちです。

  結局自己嫌悪に陥るだけです。

  「嫌いな人がいる」ことを許可し、

  離れるのが一番です。

  

  そうでなければ

  よけいに傷つき、

  傷口を広げることになってしまうからです。

 

  このことは

  私自身の経験を通して本当に

  そう思います。

 

  自分の気持ちを押し殺して

  無理に好きになろうとすると

  どこかで歪なことが

  生まれてきます。

  

  できない自分を許し 

  認めることが大切なのです。

  

  

 

 

 「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」

    ~フォレスト出版

   トレイシー・クーパー著

     (カリフォルニア

     統合学研究所の統合学哲学博士。

     HSPのアーロン博士の

     ドキュメンタリー映画にも

     出演、自信もHSS型HSPと公表)

   時田ひさ子監訳

    (HSS型HSP専門心理カウンセラー)

   長沼睦雄監修

    (精神科医)

 

 

 

 

     

  明日も引き続き、  

  HSS型HSPの日常のあるあるを

  お伝えしたいと思います。

  

  HSS型HSPの日常的なあるある紹介106(個性の取説)

 

  に続きます。