世界観episode69~苦手な環境への配属再びと学び(HSP社会人中編③)

 

 

 

  前回は

  3つ目の職場での

  上司との出会いについて

  お話ししました。

 

 

   世界観episode68~良き上司との出会い(HSP社会人中編②)

  

 

  今回は、

  人事異動により、

  再び苦手な環境に

  配属され、

  そこで苦悩したこと、

  学んだことについてお話しします。

 

  私は3つ目の職場を異動し、

  新しい職場に異動しました。

  

  今度の職場は

  女性が圧倒的に

  多い職場でした。

  

  今まで

  ここまで

  女性の比率の多い環境に  

  いたことがなかった私は

  異動当初、  

  戸惑いました。

 

  困ったのは、

  やはり

  女性特有の高めの声、

  騒々しい話し方でした。

 

  そして、

  きつい物言いの方が

  何人もいました。

  私は言葉に敏感なので、

  きつかったです。

 

  また、

  私が苦手な圧の強い人も

  何人もいました。

  

  女性が多い環境が

  苦手な一番の理由は、

  私は

  雑談や女性特有の

  特に意味のない

  きゃっきゃうふふのような話しが

  とても苦手なのです。

 

  さすがに 

  中学や高校の時よりは

  うまくやり過ごす術を

  身につけましたが、  

  変に気を遣ってしまうので、

  合わせるのは

  やはり疲れました。

 

  担当する仕事に慣れるより

  環境に慣れる方が

  私にとっては

  難しかったです。

 

  やはり、

  今回の職場でも

  音に引きずられて

  間違えそうになるので、

  集中力を保つことや

  プラスの確認で余分に

  エネルギーを使っていました。

 

  

  この職場には3年間いましたが、

  慣れることは

  けっしてありませんでしたが。

 

  今にして思えば、

  HSS型HSPにとっての代表例の

  凝縮のような環境でした。

 

  ※HSS型HSPの苦手な環境

   騒々しいのが苦手、

   言葉に敏感、

   圧が強い人が苦手、

   雑談が苦手  

 

  また、

  係の中でも

  圧の強い女性と合わず、

  コミュニケーションに

  苦労しました。

 

  その方は、

  とても仕事熱心で、

  管理するのが

  好きなタイプの方でした。

 

  業務に一番詳しいので

  頼れる面はあるのですが、

  事あるごとに

 

  「大丈夫?

   困ってない?

   本当に大丈夫?」と

 

  横からのぞき込みながら確認したり、

  後ろからじっと見てくるのです。

   ※私だけではなく

    ほぼ誰に対してもそうでした。

  

 

  私は監視されるのも、

  後ろから見られるのも

  苦手で大嫌いです。

  理由は、

  集中力が下がり、

  パフォーマンスが下がるからです。

 

   ※いつでも助ける気持で

    後ろに控えられるのも苦手です。

 

 

  もちろん、

  誤入力をしても

  謝りにはすぐ気がつくのですが、

  後ろや横から見られているので、

  間髪おかず

  指摘されるのは閉口しました。

 

  だんだん

  私は心を削られていきました。

  

  本人はちゃんと

  教えないといけないと

  思っているので、

  私とその方とでは

  どうしようもない

  ボタンの掛け違い状態でした。

 

  しかも困ったことに、

  その方は

  自分の行為が

  相手のパフォーマンスを

  下げる原因になっていることは、

  全く気づいていないのです。

 

  HSS型HSPの特性に、

  監視されたり、

  管理されたりするのを

  嫌うということ、

  後ろから覗かれる等の

  プレッシャーに弱いということが

  あります。

 

  そして、

  圧が強い人が苦手です。

  争いが好きではなく、

  反論しない場合は

  マウントを取られがちという

  特性もあります。

 

  一度過干渉だと

  思われることがあったので、

  たまりかねて

  私でも十分対処できる、

  気にしてもらう必要はない、

  気になるので

  作業をする際に後ろから

  見ないでほしいと

  伝えました。

 

  その方は

  私から自分がそんなふうに

  思われているのが

  ショックだったようです。

 

  もちろん、

  後々正面切っての

  対立はありませんでした。

 

  ですが、

  なんとなく

  その後はぎくしゃくした

  感じになってしまいました。

 

  その方とは

  仕事で関わることは

  続いたので、

  自分を守ること、

  業務を円滑に進めるために

  言い方は大切だなと

  思いました。

 

  そして、

  ぎくしゃくする関係は、

  周りの人にも

  気を遣わせます。


  今ならば、

  もう少し上手に

  角を立てずに伝えることが

  できたかもしれません。

 

  そして、

  人との関わり方の

  お手本となるような方に

  出会いました。

 

  2年目に課長として

  異動してこられた方です。

 

  その方は

  偉ぶらないだけではなく、

  人に対して中立の姿勢をとり、

  いつも穏やかに

  にこやかにされていました。

  ですが、

  見るべきところは

  きっちり見て、

  締めるところは

  きっちり締める方でした。

 

  色々な人がいる中、 

  角を立てず調整されるのを見て、

  私は自分の未熟さを

  痛感しました。

 

  そんな方がいると思うと、

  合わずにつらい職場でも

  頑張ることができました。

 

  

  HSS型HSPにとって、

  マウントを取ってくる相手や、

  圧の強い相手は

  注意すべき相手です。

  精神的に追い詰められる可能性が

  多分にあるからです。

 

  そういった相手から

  身を守るためには、

  そっと相手から離れるか、

  離れられない場合には

  毅然とした態度をとることは

  必要です。

 

  

  ただし、

  中で一緒に働く相手は

  異動があるまで

  当分一緒にいるので、

  毅然と伝えることは必要でも、

  さじ加減が必要であることを

  痛感しました。

 

 

  というのも、

  今にして思えば

  このときちゃんと

  「毅然とする」というより、

  「厳しさ・冷ややかさ」の方を

  私も相手に告げるとき

  強く出してしまっていたからです。

 

 

  相手にもメンツがあるので、

  「私はあなたのその行動について

   こう感じています」という、

  言い方はもう少し

  「アサーティブな言い方」で

  できれば良かったなと思います。

 

  その方と

  ぎくしゃくした後に、

  「厳しさ・冷ややかさ」を

  強くださずに

  「毅然とする」ということを

  もう少しちゃんと

  学んでおけば

  良かったと思います。

 

  学ばなかったことのつけを

  後から痛感することになったのです。

  

  これ以降、

  私は職場で

  「争う」みたいな

  感じになることを

  極端に嫌い、

  もめるのは疲れるし 

  面倒なので

  避けて、

  我慢するようになりました。

 

  私が我慢すれば

  とりあえずうまくいく、

  それくらい

  我慢できるのが大人だと

  思うようになったのです。

    

  

  明日は、  

  この部署の次に勤めた

  部署での出会いについて

  お話しします。

 

 

 

 

 

 

   に続きます。