動画: yukosatorolfing 写真: pixabay
 

 

Frohes Neues! (フローエス・ノイエス ! )
明けましておめでとうございます!皆様のご多幸をベルリンよりお祈りしております。


[ドイツの年越し]

12月31日は、Silvester(ズィルヴェスター, 大晦日)ということで、ドイツでは、一年間で花火をする事が許されている唯一の日でもあります。
飲んで花火でパーティー三昧の日。意外ですが、クリスマスの3日間(24,25,26日)の方が、家族で過ごしたりと、日本の三ヶ日のような感じです。
 
さてこの大晦日、皆楽しくアパートの屋上から花火を打ち上げたり、爆竹を道路に投げたりと、まあ、特に年越し前後の数十分は、爆発音が至る所で響き渡ります。
どこから火の玉が流れてくるか分からないので、この時間帯は通りを歩くのは結構危険です。年越し後しばらく、煙で街中が(ホントに)もくもくしています。

今年はコロナ対策で、花火禁止、アルコールは14時以降販売禁止、2世帯以上で会ってはいけない、パーティー禁止、デパート・小売店・サービス業なども閉鎖(薬局、スーパー等を除く)、飲食店はテイクアウト/配達のみ、と徹底していました。
因みにクリスマスに教会で行われるミサもリモート(テレビ配信)。

11月2日以来(今も)、営業禁止の職業は多く、住民の楽しみ(劇場、映画館、サウナ、レストラン、バー、パーティー等)は閉ざされ、家に籠る事が推奨されていて、人々のストレスは募るばかり。

花火が禁止という事で、静かな年越しも良いなと思う一方、年の瀬が迫るにつれどんどん閉鎖されていき、生気の感じられない街のずしーんとした静けさに、もしかして年は明けないんじゃないかと思ったりもしました。ノストラダムスの大予言みたいなのって今年あったっけ?いやいや、「明けない」とか意味わからないし。でも、

来たる31日当日。
.....ぼこーん!
.....パンパンパン!
.....バチチチ!
 
昼間から、爆竹の音が何の気なしに聞こえてきます。ん?禁止のはずじゃ??
ベルリーナー魂は通常営業の様子(笑)
そして0時を回ると、どこもかしこも花火、花火、花火、爆竹。
いつもなら、爆音と煙のカオスにうんざりする所なのですが、この大変な時期を生き抜いているんだ、とも言わんばかりに打ち上げられまくる花火に、逆にうるっとしてしまいました。

いつから施術の提供を再開できるのか不明な中、楽しみに待ってるよ!というクライアントさん達の言葉にとても元気付けられています。
先の見えない日々と思いますが、皆さんどうか、よく食べてよく寝て、命だけは取られないようにいて下さい、と願った元旦でした。