キシャ『聖の帝ー古事記・日本書紀より』
無事に終演いたしました
千野のネクラさを垣間見せたダークな作風の公演でしたが
少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです
ちょろっと写真を公開
真ん中の千野は、ウジノワキイラツコの役でした
そう、このブログで何度も話題にしているウジくんです
この写真の衣装、何か違和感がありませんか……
特に上着の襟もとに……
そう、実はこの時期、合わせが逆で左前なのです
今みたいな右前に統一されるのは奈良時代ぐらいですね
だから、間違ってるわけじゃないんです
ウソだぁと思った方は、埴輪の写真を見てみてくださいませ
それから
写真では分かりにくいかもしれませんが、帯に鈴をつけていました
これも衣装デザイン上の創作でも何でもなく
実際に、とある古墳(群馬の観音山古墳ですが)から
服に鈴の飾りをつけた埴輪が出土している上
なんと石室(棺)から鈴つき帯(銅製ですが)まで見つかっているから
あとこれも写真では分かりにくいかもしれませんが
顔にペイントをしています
これも勿論、顔に赤いペイントをした埴輪が出土してるからです
化粧は魔よけの目的があったなんて言われていますが
でもでも、古墳時代のオシャレ、スゴイなって思います