ちょっと話題が途切れてしまいましたがあせる

「鈍い刀で首を斬る」というハナシひらめき電球


これ、『曾我物語』にも出てくるんですよーラブラブ


あ、『曾我物語』は何度か話題に出しているのであせる

概略は省略……というか以前の記事をご覧くださいませあせる


で、曾我兄弟は見事に父の仇を討つのですがキラキラ

お兄ちゃんの十郎は討死あせる

弟の五郎は頼朝さんを狙いにいったとこで捕らえられますあせる

この五郎が、鈍い刀でじわじわと殺されちゃうんですよ……汗


五郎を尋問した頼朝さんはDASH!

仇討を見事果たして堂々としている五郎に感動しちゃってキラキラ

一瞬、許そうとまで考えるのですが汗

まぁ、でも、結局は処刑を命じることになります汗

仇討は、鎌倉幕府の大事な大事な巻狩の場で行われたので汗

頼朝さんとしては秩序を乱した者を許すわけにはいかないんです汗


この時、「処刑は自分がやります!!

と執行役を願い出た筑紫仲太という男がむかっ

五郎に恨みを持っていたものでメラメラ

わざと鈍い刀でじわじわ苦しめて斬ったそうです……あせる

五郎が討った仇は工藤祐経という男なのですがキラキラ

筑紫仲太は祐経を頼って領地がらみの訴訟をしていたのでひらめき電球

祐経が殺されちゃってとても困っていたからあせる

そういうえげつなーいことをしたのですあせる

「え、そんな理由で!?

と思われるかもしれませんがあせる

『曾我物語』では、というか鎌倉武士にとってはDASH!

領地に関する訴訟って超重要なんです!!


でも!!

報告を聞いた頼朝さん、激怒しますドンッ

そりゃ、一瞬でも五郎を許そうと考えたぐらいですからあせる

で、頼朝さんはDASH!

「誰かいないか!? アイツの首も同じ方法で斬れ!!

と言い出しますあせる

ここの頼朝さんのセリフの「誰かいないか(人は候はぬか)!?」って

なにやら臨場感があって好きですラブラブ 笑

仲太は頼朝さんがそう言っていることを聞いて逃亡したそうですあせる

(でも結局、五郎の祟りで死にますドクロ


それにしても頼朝さんったら……DASH!

藤原経清さんを鈍い刀で処刑させた源頼義さんむかっ(by『陸奥話記』)

の直系の子孫ですよねひらめき電球

なにやら因縁めいたものを感じますあせる