物語の主人公には、大抵、強力なライバルがいるものですメラメラ

『うつほ物語』にも、もちろんいますよー音譜


『うつほ物語』には、主人公的なヒトが何人かいるのですがキラキラ

(エピソードによって「このヒトが主役ビックリマーク」というのが違うので汗

全体を見渡したら、やっぱり藤原仲忠さんが主人公ですドキドキ

何度か話題にしていますがDASH!

山奥の木の空洞(うつほ)の中でお母さんを養うという霧

なんとも数奇な少年時代を過ごしたヒトですラブラブ

貴族社会にデビューしてからはDASH!

母方である清原氏の琴と学問を継承しつつも音譜

父方である藤原氏の政治的な実務能力をフルにいかしてキラキラ

どんどん出世しちゃいます!!

王朝物語の主人公ってDASH!

恋する男としては素敵だけれど、社会人としてはどうなのよ!?

なヒトが多いのですがあせる

仲忠さんは、何より社会人として素晴らしいです!!


そんな仲忠さんにもビックリマーク

やっぱり、ライバルキャラが出てくるのですよ!!


それが、源涼(みなもとのすずし)さんキラキラ

『うつほ物語』が書かれて間もない時期からDASH!

「仲忠と涼、どっちが好き!?」という議論が起こっていたぐらいあせる

人気のキャラクターです音譜

……ちなみに、その議論は『枕草子』に描かれているのですがひらめき電球

そのハナシはまた今度ビックリマーク


涼さんはどういうキャラクターかというとひらめき電球

なんと、帝のご落胤なのですキラキラ

設定からして、仲忠よりも身分が高い……あせる

もちろん、「お父さんに認知してもらっていなかった汗(というか存在を知られていなかった汗)」という意味ではDASH!

仲忠さんも涼さんも条件は一緒なのですがあせる

仲忠さんは藤原氏の子……ビックリマーク

涼さんは帝の子……ビックリマーク

負けてるよ仲忠ビックリマーク ライバルにして強力過ぎるよ涼!!

というわけですあせる


涼さんのお父さんは嵯峨帝というミカドなのですがキラキラ

実は「嵯峨天皇」というミカドは実際の歴史上にも存在しますひらめき電球

というか、書道が得意で「三筆キラキラ」のひとりとして高校の歴史教科書に出てきますひらめき電球

この、実在した嵯峨天皇は、やたら子だくさんでしてあせる

子供たちを全員皇族のままにしていたら国家財政が破綻するあせる

ということで、皇子たちに名字を与えて一般貴族にするひらめき電球

ということをさかんにしましたキラキラ

そこで与えた名字が「源」キラキラ そう、「源氏」です!!

で、嵯峨天皇の皇子で源氏になったヒトってDASH!

源信(みなもとのまこと)とか源融(みなもとのとおる)とか音譜

みんな、下の名前が漢字一文字なんですよひらめき電球

だから『うつほ物語』の嵯峨帝も源涼さんもDASH!

もちろんフィクションのキャラクターではあるのですがあせる

「『嵯峨帝』の子で名前が漢字一文字……ビックリマーク

と思うと、歴史上に実在した嵯峨天皇の皇子たちキラキラをイメージせずにはいられません!!

「源涼」という名前だけでDASH!

なんだかすっごく毛並みの良い貴公子が登場した……!!

ということになるのですラブラブ


強力なライバルキャラの涼さんキラキラ

設定だけでもステキなのですが……ラブラブ

この上さらに、仲忠にないモノをもっているのです!!

それは、次回ひらめき電球