村上春樹「鏡」の思い出話音譜

これ、高校の現代文の教科書に載っていたんですよ音譜

で、高1のときだったか……はてなマーク

現代文の授業で読んで、うわ面白い!!と思ったのですラブラブ

いまも教科書に載っているんですかねはてなマーク

……というか、あれはどこの出版社の教科書だったんだろうはてなマーク


それはともかく!!


その後、「鏡」を改めて講談社文庫の『カンガルー日和』で読んだのですがメガネ

そのとき、あれっ!?

って思ったんですあせる

なんだか、妙な違和感が……はてなマーク

で、高校のときの教科書を引っ張り出してみたのですがあせる


そりゃ違和感も当然よね、という結果!!


講談社文庫の『カンガルー日和』に載っている「鏡」と教科書に載っていた「鏡」DASH!

微妙に違ったんです!!


もともと「鏡」は連載を経てDASH!

講談社文庫『カンガルー日和』に収められたようなのですがキラキラ

その後、さらに『村上春樹全作品1979~1989(5)』に収められましたキラキラ

で、このときビックリマーク

かなりの改稿が加わったらしいのですメラメラ

そして、教科書はこの『村上春樹全作品』の方から採っていたんですねひらめき電球


つまり講談社文庫『カンガルー日和』に入っている「鏡」が改稿前ひらめき電球

教科書に載っていた『村上春樹全作品』に入っている「鏡」が改稿後ひらめき電球

のものということ!!


いやぁー、びっくりしましたよあせる


で、また、その改稿がほんとになかなかの量であせる

もうね、主人公のキャラクターが全然違っちゃうんですよ!!


ちなみにひらめき電球

講談社文庫に載っている方はDASH!

「うん、さっきからずっとみんなの体験談を聞いてるとさ」

で始まるのですが、『村上春樹全作品』の方はDASH!

「さっきからずっとみんなの体験談を聞いてるとね」

で始まるのですひらめき電球

全然違うでしょ!?


他にもたくさんある違いをじーっと見比べてみると、かなり面白いんですよラブラブ

どういう意図で変えたんだろう!?

って思いますよ!!


……余談ですがひらめき電球

千野は2年間だけ国語の教員をやったことがあるのですがあせる

そのときにこの「鏡」の2種類をプリントにしてメガネ

何がどう変わったか比べてみよう!!

なんて授業をしたことがあります本


こんなマニアックな視点から読んでみるのも楽しいですよ音譜

ハルキストの皆さんは、ぜひラブラブ