昨日のブログに
飛鳥大好きとか言っておきながら、飛鳥に行っていないじゃないか
とツッコミたくなった方がいたとしたら……鋭いですね
普通「飛鳥」といったら、奈良県高市郡明日香村
藤原京に遷都する前に宮が置かれていた地域
……を指しますよね
現在の区分でも、藤原宮跡のあるあたりは明日香村ではありません
奈良県橿原市です
実際はレンタサイクルですぐなので、一緒に観光できちゃうわけで
藤原宮跡を見たあと、飛鳥にもちゃんと()行きましたよ
時代的には逆行です
ということで、雷丘
『万葉集』に
大君は神にしませば雨雲の雷の上に庵りせるかも
(大君=天皇は神でいらっしゃるので雨雲の雷の上に御座所をお作りになったんだ)
という柿本人麻呂の讃歌があります
人麻呂さんの、いかにも職業歌人な歌です(笑)
ただ、この歌には異伝もあって
『万葉集』は
「ある本によると忍壁皇子に捧げた歌らしいよー」
という注で、微妙に表現の違う歌も載せています
忍壁(おさかべ)皇子さんは、天武天皇の子
(お母さんは持統天皇ではありません)
大宝律令に関わったとして「刑部親王」の表記で日本史の教科書に出てきます
このヒトもなかなか興味深いのですよー
なんだか政治的に微妙な時期にお家が火事に遭っているし
ともあれ、この歌のせいで、
このあたりに忍壁さんのお家があったのかも
とか
柿本人麻呂さんは忍壁さんに仕えていたのかも
とか、いろーんな説があります
ちなみに、登ってみました雷丘
……微妙
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