旅行記を書く以上、ご当地○○の話題はしておきたいわけですがドキドキ

ご当地スイーツの紹介はできない千野ですあせる

(甘いモノは、ごめんなさい……あせる

かわりにこれで……音譜


千野裕子オフィシャルブログ「千野裕子のブンガクLab.」Powered by Ameba-120220_2255~01.jpg


まずは地酒お酒山頭火お酒

これは、俳人 種田山頭火にちなんでいますキラキラ

山頭火は山口県の、現在でいう防府市の出身だそうです音譜

そういえば旅行中、山頭火にちなんだグッズをたくさん見ましたひらめき電球

山頭火キューピーもいましたよラブラブ

このお酒は、ラベルにDASH!

「歩かない日は淋しい

 飲まない日は淋しい

 つくらない日は淋しい」

と書いてありますひらめき電球

なんでも、山頭火の日記の一節だとかひらめき電球

山頭火は実家が酒屋さんで、お酒大好きだったのですキラキラ

……まぁ、酒癖のせいで破産したそうですがあせる

そうそう、山頭火の代表句にDASH!

キラキラ酔うてこほろぎと寝ていたよキラキラ

というのもありますねひらめき電球

……自由律俳句ですから、5・7・5ではないのですビックリマーク

というか……自由律俳句って、いまだによく分かりませんあせる

何をもって「これ、イイ句ラブラブ」と評価すればいいのかがどうも……あせる

同じく山頭火の代表句とされるDASH!

キラキラ分け入つても分け入つても青い山キラキラ

ぐらいだったら、ああ、なるほどと思うのですが……あせる

キラキラまつすぐな道でさみしいキラキラ

とか、もう……どうしたらいいんですかこれ!?

自由律俳句、ムズカシイですあせる


それから音譜


千野裕子オフィシャルブログ「千野裕子のブンガクLab.」Powered by Ameba-120221_2306~01.jpg


こちらはビール中也ビールビール

中也が山口の湯田温泉出身だというハナシは数日前にしましたねひらめき電球

このラベルには、中也の詩の一節でDASH!


千野裕子オフィシャルブログ「千野裕子のブンガクLab.」Powered by Ameba-120221_2306~03.jpg


渓流で冷やされたビールは、

青春のやうに悲しかつた。

峰を仰いで僕は、

泣き入るやうに飲んだ。


……と書いてあります!!

「渓流」という詩の一節ひらめき電球

まさにビールに貼るのにピッタリですが……ですがあせる

泣いちゃうからやめて!!

と思うのは、私だけ……はてなマーク

いや、だってあせる

なんと鋭角にえぐってくる表現でしょうか!!

胸の奥のイチバン痛いところを磨き上げたナイフでさっくりいく感じですよあせる

……まぁ、でもね、「泣き入るやうに」飲めってことなんでしょうかね!!

中也のこういう、瑞々しくて甘くて痛くて苦しい(!?)感性、大好きですラブラブ

まんまと共感させられます恋の矢


また、旧仮名遣いというのがイイですよねラブラブ

当時にとっては珍しいことではありませんがあせる

2012年現在の我々にとっては、ノスタルジーを感じさせるものになっていませんかラブラブ

やっぱり近代文学は、新仮名に直したもので読んじゃダメですね音譜

文字の醸す雰囲気だって味わわなきゃラブラブ


あと、もうひとつ音譜


千野裕子オフィシャルブログ「千野裕子のブンガクLab.」Powered by Ameba-120222_1432~01.jpg


こちらは防府天満宮の「兄弟わっしょいビール」ビール

「家内安全」「商売繁盛」「学業成就」の三種類がありましたキラキラ

当然、学業成就!!

……と思ったのですが……売り切れていたので、商売繁盛で汗


なんか、お酒めぐりをしてきたみたいな感じになっちゃいました!?

あくまで目的は壇ノ浦だったのですけれどねあせる