……帰ってきました
昨日は
中原中也記念館
(湯田温泉、生家のあった地にあります)
と、ちょっと足をのばして
防府天満宮
(日本でいちばん古い天神様です)
に行って、帰京しました
記念館に行ってきたせいで
いま私、にわか中也ファンです
……いや、もともと、それなりに好きではありましたが
なにしろ記念館が本当に素晴らしかったものですから
中也の生涯の解説と
作品の深ーい紹介と
中也自筆資料が
とてもバランス良く配置されていて
見終わったあと、絶対に中也が好きになってしまう展示でした
記念館の、中也への深い愛が伝わってきましたよ
……で、その場で詩集を購入した私
東京でも買えるじゃん
なんて言ってはいけません
同じことなら、このお金を中也のために使ってくれる場所で払いたい
それがファン心理です
……にわかだけれどね
詩集というものは、他のジャンルに比べて読書が難しいかなー
なんて思います
なかなか通勤通学の電車のなかで読む気になれませんよね
じゃあいつ読むものなんだ
と、なかなか読まない
理想は休日の午後、珈琲か紅茶を片手にですね
……でも、そんな時間があったら他のことをしちゃうのが現代人ですかね
あ中也の場合は、成人だったら、夜にお酒を片手にが合うと思います
にわか中也ファンになった千野ですが
買った詩集が、生前未発表を含めて全作品を収めたものなので
知らなかった作品ばっかり
でも、やっぱり中也スゴい
と思う一方
以前から知っているお気に入りが、結局は不動のナンバーワンです
私がいちばん好きな中也の詩は
「盲目の秋」
です
(『山羊の歌』に入っています)
たぶんホンモノの中也ファンには笑われるようなベタなチョイス
でもオススメです
ぜひぜひ読んでみてほしいです
……ここで全文紹介するにはちょっと長いので、探してみて下さい
私の聖母(サンタ・マリヤ)