昨日は思わぬところから『平治物語』のハナシになってしまいました
……だって、大河ドラマのせいで血が騒ぐんですもの
でも、王朝物語の話に戻りますと
将門が分身したよ
といえば、『松浦宮物語』ですよ
『松浦宮物語』とは、平安末期~鎌倉初期ぐらいの王朝物語
いわゆる中世王朝物語のひとつです
王朝物語なんて作者名を残さないのが当たり前なので
結局、我々にしてみれば大概「作者不明」になっちゃうわけです
しかし
この『松浦宮物語』は、珍しく作者が推定されています
なんでも、どうやら藤原定家さんだとか
定家さんといえば
有名なとこでいえば『百人一首』を撰んだヒトですね
その定家さんが書いたといわれている王朝物語が『松浦宮物語』
……でも、さすが古典作品を研究しまくった定家さん
なんとなーく、いろんな作品のエッセンスがつまった物語になっています
『松浦宮物語』は
『うつほ物語』と『浜松中納言物語』を足して割ったようなストーリー
でもでも
単純な二番煎じではありません
そういう古い作品をふまえたうえで
もっとスゴい物語にしてやるぞという姿勢が明らか
実際、面白いのですよ
……そして
何より他の王朝物語と違うのは
主人公が戦に巻き込まれ、出陣することです
そしてなんと
将門さんと同じく、分身して戦うのです
……王朝物語ですよ
なのに主人公は、9人に分身して戦うのです
……藤原定家、恐るべし
……だって、大河ドラマのせいで血が騒ぐんですもの
でも、王朝物語の話に戻りますと
将門が分身したよ
といえば、『松浦宮物語』ですよ
『松浦宮物語』とは、平安末期~鎌倉初期ぐらいの王朝物語
いわゆる中世王朝物語のひとつです
王朝物語なんて作者名を残さないのが当たり前なので
結局、我々にしてみれば大概「作者不明」になっちゃうわけです
しかし
この『松浦宮物語』は、珍しく作者が推定されています
なんでも、どうやら藤原定家さんだとか
定家さんといえば
有名なとこでいえば『百人一首』を撰んだヒトですね
その定家さんが書いたといわれている王朝物語が『松浦宮物語』
……でも、さすが古典作品を研究しまくった定家さん
なんとなーく、いろんな作品のエッセンスがつまった物語になっています
『松浦宮物語』は
『うつほ物語』と『浜松中納言物語』を足して割ったようなストーリー
でもでも
単純な二番煎じではありません
そういう古い作品をふまえたうえで
もっとスゴい物語にしてやるぞという姿勢が明らか
実際、面白いのですよ
……そして
何より他の王朝物語と違うのは
主人公が戦に巻き込まれ、出陣することです
そしてなんと
将門さんと同じく、分身して戦うのです
……王朝物語ですよ
なのに主人公は、9人に分身して戦うのです
……藤原定家、恐るべし