昨日の続き、メドリちゃんのハナシキラキラ
『古事記』ではなかなかの悪女っぷりを見せてくれていますがドキドキ
『日本書紀』はぜーんぜん違いますひらめき電球

まず、ハヤブサワケくんを誘惑しませんビックリマーク
ハヤブサワケくんは自主的!?にメドリちゃんをモノにしちゃいますキラキラ
また、機織りをしていたよキラキラ
というエピソードも、メドリちゃんではなくメドリちゃんの侍女たちがやっている設定になっていますビックリマーク
だから仁徳さんは、メドリちゃんの侍女たちがキラキラ
「この服はハヤブサワケさまのドキドキ
と言っている(実際は歌ですが)のを立ち聞きしただけですビックリマーク
……ちなみに、『古事記』ではおとなしく退散した仁徳さん汗
『日本書紀』では「恨みに思ったビックリマーク」とお気持ちがちゃんと書かれていますキラキラ

ね、メドリちゃんはだいぶソフトですよね!?
代わりに活躍するのは、『古事記』ではただの巻き込まれボーイ汗だったハヤブサワケくんドキドキ

ハヤブサワケくん、メドリちゃんに膝枕してもらいながらドキドキ、こんなコトを言いますビックリマーク
「ミソサザイとハヤブサって、どっちが速い!?
まぁ、メドリちゃんは普通にあせる
「ハヤブサの方が速いですねDASH!
と答えますひらめき電球
するとハヤブサワケくんビックリマーク
「これが俺の勝ってるトコだよな」
と、大胆発言ビックリマーク
もちろん、お兄ちゃんの仁徳さんに勝っている、というコトです!!
……「俺の方が上だビックリマーク」と解釈する説や、「だから俺が先にお前をゲットできたんだビックリマーク」と解釈する説などなどありますが……まぁ、基本的に言いたいコトは変わりませんねあせる
これも仁徳さんの耳に届き、仁徳さんはますます恨みに思いますビックリマーク

『日本書紀』だと、ハヤブサワケくん、だいぶワルい男ですラブラブ
まぁ、そもそもメドリちゃんを取っちゃった時点でアウトですよねあせる
相手はお兄ちゃん……ですがミカドですからビックリマーク
やっていることは完全に反逆ですよあせる

そしてビックリマーク
『古事記』ではメドリちゃんが言ったことになっているあせる
「ハヤブサワケさん、ミソサザイを取っちゃえビックリマーク
の件ひらめき電球
『日本書紀』では、ハヤブサワケくんの家来たちが歌っていますあせる
(ちなみに「ハヤブサワケ」とは言わず「ハヤブサ」となっていますひらめき電球『日本書紀』では汗

メドリちゃんはぜーんぜん悪女じゃないのですキラキラ

さて、こうなったら軍を出さないわけにはいかない仁徳さんキラキラ
『日本書紀』には丁寧にこんな発言がキラキラ
「俺はいままで個人的な恨みで弟を失いたくないと思ってガマンしてきたんだビックリマークハヤブサワケはなぜ個人的感情で国を傾けようとするんだ!!
そういうことなら許さんビックリマークという仁徳さんキラキラ
ギリギリまで弟を思ってみたけれど、やっぱり国が大事だからビックリマークということですねキラキラ
仁徳さんのキャラも『古事記』とだいぶ違いますよねドキドキ
さすが「聖帝」ではありませんか音符
(まぁ、『日本書紀』は国家プロジェクトで作られていますから汗ミカドをステキにえがくのは当たり前なわけですが汗

こうなるとメドリちゃんの方が巻き込まれたカワイソウなコであせる
ハヤブサワケくんの方が悪役っぽいですよねーキラキラ
逃避行の末、結局殺されちゃうという展開は同じですひらめき電球
(逃げた場所は若干違いますがキラキラ

読み比べてみると面白いですよね!?
どっちの方が良いとかそういうことではなくあせる
『古事記』にも『日本書紀』にも、こうえがきたいビックリマークというこだわりが感じられます音符

ちなみに千野は、歴史上ままある「兄弟の確執ビックリマーク」みたいなハナシがわりと好きなのでドキドキ
……源頼朝・義経とかビックリマーク足利尊氏・直義とか!!
仁徳さんのハナシも、わりと兄弟が全面に出てくる『日本書紀』の方が好みですドキドキ