一昨日のTシャツ
「精神的に向上心のない者は馬鹿だ」
正解は……夏目漱石『こころ』でした
下宿先のお嬢さんに恋してしまった「K」が、それを「先生」に相談した時
「先生」が、「K」に向かって言い放った一言です
「先生」もお嬢さんのことが好きだから、
「Kの前に横たわる恋の行く手をふさごうとした」
ため
泥沼の三角関係が生み出した凶器なのでした
ちなみに
夏目漱石『こころ』は、高校2年生の現代文の教科書に載っていることが多いです
こういった定番教材
は他にもあって……
現代文(現代国語)だと、多くの教科書が、
中学2年 太宰治『走れメロス』
高校1年 芥川龍之介『羅生門』
高校2年 中島敦『山月記』 (と漱石の『こころ』)
高校3年 森鴎外『舞姫』
を載せていることが多いみたいです
あとは教科書によっては、太宰治『富嶽百景』や梶井基次郎『檸檬』なんかも定番に近いみたい
こういう「教科書に載っていたモノ」というのは、案外「共通の話題」になりますよ
ああ、そんなハナシ、昔やったよねー
と、何かの拍子にそんなことで会話が弾むこともあるんです
……え、こんなことで盛り上がっているのって、私のまわりだけですかね
たしかに、類が友を呼んでいる状態だから、ブンガク好きが多いのですが
でもでも
そうでなくっても、何かハナシのタネになるかもしれませんよ
何かの機会に、話題にしてみて下さいな