東京の暑さに、
あ、現実に戻ってきた……
と思います
さてさて、2泊3日の吉野の旅はこんなでした
1日目
金峯山寺→吉水神社→大日寺→勝手神社→竹林院(宿泊先)
2日目
竹林院-(バス)→金峯神社(+義経隠塔)→西行庵→吉野水分神社→世尊寺跡・吉野三郎鐘→佐藤忠信花矢倉→如意輪寺・後醍醐天皇陵→吉野山駅-(ケーブル+電車+タクシー)→宮滝遺跡-(バス+電車+ケーブル)→吉野山駅→竹林院
3日目
吉野を離れて、長谷寺に参詣
でしたッ
1日目・2日目は、交通機関を書いていないところはぜーんぶ徒歩です
特に2日目は、山の中をすっっごく歩いています
3日目にはメンバーの中から筋肉痛との声も挙がるほど
それでも自分の脚で歩くと、
ここに逃げ込んだ義経や置き去りにされた静を思いますし
(ほんと、真冬にこんなところで置き去りにするぐらいなら、もっと手前で別れてやるのが男の優しさじゃないのかい義経と思います)
『太平記』にえがかれる南北朝の男たちの戦いが眼前に浮かぶようです
何より
史資料・文学作品で舞台になる地の距離感が生々しくつかめます
特に吉野の山道はほとんど変化がないようなので非常にリアル
今にも血だらけの大塔宮護良親王が走り込んで来そうなのです
皆さんも吉野に行かれる際は、ぜひぜひ徒歩で頑張ってみて下さい
それに、面白かったのは、寺社の宝物の数々
これを後醍醐天皇も触っていたのね
という感激するものから、
これ……弁慶の薙刀って……ホントになんで吉野に放置笑
というアヤシゲなものまで
特に吉水神社と如意輪寺は宝物が面白かったです
写真は宮滝
私が一番行きたかった場所です
古代の天皇たちがたびたび行幸した吉野宮の遺跡が発掘されているあたりです
特に吉野に行きまくっていたのは持統女帝
同行した柿本人麻呂が詠んだ吉野賛歌は『万葉集』の長歌の中でも名作の部類に入るでしょう
(持統女帝の御代は柿本人麻呂がノリにノっていた頃ですからね)
寺社で歴史を思うのも好きですが、今はなーんにもないところに、
ここがその場所か……
と思うのも良いものです
とくに上代(奈良時代以前)は、そうやって幻想するのが楽しいです
(実際、寺社のような形で残っているより「ここにありました」とだけ示されている史跡の方が多いから、どうしたってそう楽しむしかないんですけれどね飛鳥とか)