古典もファンタジー感覚で楽しんじゃえばイイじゃん!!

と言い張る千野ですが……、

さほどファンタジー小説を読むわけではありませんあせる
嫌いじゃないんですけどねあせる
動物がしゃべるぐらいならいいんですけど、魔法使いとか、あんまり……あせる

と、まぁ、私はその程度ですがDASH!
ファンタジーは、無理!!
っていう人もいると思いますひらめき電球
なんというか、リアリズム小説好きというか……

王朝物語がさかんに作られた時代にも、そういう人はいたみたいですひらめき電球
たぶんそうだったんだろうなぁと思えるのが……
キラキラ藤原俊成女さんキラキラ
(「女」は「~のムスメ」と読んで下さいねひらめき電球

鎌倉時代のはじめぐらいに書かれた、
キラキラ『無名草子』キラキラ
というエッセイがありますひらめき電球
俊成女さんは、その作者ではないかといわれていますひらめき電球

この『無名草子』は、途中に、いろーんな物語について語っているところがあって、
最古の物語評論キラキラ
だなんて言われることもありますキラキラ

で、物語へのコメントの中に、
「このハナシのここがリアリティがなくてダメなのよビックリマーク
というのが何度も出てくるのですキラキラ

ここのところ触れている『有明の別』には、「姿を隠せる特殊能力」が出てきますが、
(残念ながら『無名草子』はこの件に関してはノータッチですダウン
その他にも王朝物語には、
ぇぇぇぇっ、何ソレ!?
と言いたくなるファンタジー現象が当たり前のように出てきますキラキラ
主人公が楽器を演奏すると、大抵、空から天界の人が降りてきちゃうし汗
たくさん読んでいると感覚がマヒしてきて、
まぁ、古典だしなDASH!
とか妙な納得を始めたくなるのですがあせる
『無名草子』は、容赦なくバッサリ斬っていきます!!

そもそも『無名草子』は、
最古の物語評論キラキラ
だなんて言われていますが、実際に読んでみると、まるで、オタク女子の漫画レビューを読んでいるかのような錯覚に陥ることもしばしばです……ビックリマーク
意訳すると要するに、
「あのキャラがこの巻で言った、このセリフが萌え!!
……みたいなDASH!

その上でファンタジー現象はバッサリ斬っていくので、
結局、ところどころが、
「オタク女子の漫画レビュー」と
「毒舌芸人のネタ本」を
足して2で割ったような感じあせる
になっていますキラキラ

漫画ででも『源氏物語』を読んだことがある方は、この『無名草子』の源氏を語っている部分だけでも読んでみたら面白いと思いますひらめき電球
あー、わかるわかるキラキラ
もあれば、
え、そこにツッコむの!?
もありますよ晴れ