古典を読んでいて、
あぁ、千年前の人たちも変わらないのね
と、「共感」できることは何ですか
……と聞かれることがあります。たまに。
実は私、この質問がいちばん苦手です……
いや、もちろん共感はしますよ
しますけれど……
……あんまり、そういう視点では読みません
(なんかそういう感じを探そうとすると面白くなくなりそうな気がして)
私は古典を、ファンタジー感覚で楽しみます
乱暴ですが、
千年前=異世界
みたいに思って、
純粋にストーリーの楽しさや、キャラクターの面白さに夢中になってみればいいじゃん
と、思っているのです
そんな私の、落窪物語に次ぐ、愛読書にしておきたい古典をご紹介
平安時代の末期(~鎌倉時代初期?)に作られた、
『有明の別(ありあけのわかれ)』
です
以前にちらっと話題に出した、
(7/11や7/13の記事をご参照ください)
奇跡的に発見された孤本の作品
今シーズンのドラマにも見られるような、
男装女子が主人公
の物語です
主人公は、某ドラマのように、
恋をかなえるために男子校に潜入するわけでも、
お兄さんの替え玉でロックバンドに参加するわけでもありません笑
跡継ぎが生まれないことに悩んでいる両親に、
神様が、
「女の子を授けるけど、男の子として育てるとイイよー」
とお告げをくれたので、その通りに、
女の子なのに男の子として育てられちゃいました
という設定
本人の意志は関係なし
生まれつき男装の英才教育
しかもイキナリ「神のお告げ」という飛び道具(?)
……面白そうでしょ
しかも、お父さんの機転か、主人公には「妹」がいるということになっています
ホントはいないけど、いざというときに、すりかわれるように「架空の妹」を用意しているのです
計画的犯行ですね
この設定で既に、
「ってことはいつか女の姿になるんだよね……?」
が予想されるわけですが、
それがどうやって行われるのか
ということでワクワクするわけです
それだけでなく
主人公にはさらに、ファンタジー的な設定がついています
それは、
いつでもどこでも姿を隠せる特殊能力がある
いわば透明人間みたいなのです。
(作中では「隠れ蓑」と表現されています)
これを使って、主人公はあちこちをノゾいて歩くのです
ただでさえ性別を偽っているのに、その姿そのものを消しちゃうんです
ダブル偽装工作ですよ
ね、面白そうでしょ
まぁ、こういうハナシって昔からあるんだねー
という意味では、
現代に通じる共感
なのかもしれませんが、
とにかく、何もムズカシイこと考えずに楽しめばいいじゃん
と言いたい作品です
で、実際どんなストーリーなのよ
というのは、追々ご紹介します
……ちなみに、この作品は、前にもちらっと触れましたが、
ちょっぴりエロティックです
……すいません、嘘です
かなり、です……
そのあたりも、お楽しみに
あぁ、千年前の人たちも変わらないのね
と、「共感」できることは何ですか
……と聞かれることがあります。たまに。
実は私、この質問がいちばん苦手です……
いや、もちろん共感はしますよ
しますけれど……
……あんまり、そういう視点では読みません
(なんかそういう感じを探そうとすると面白くなくなりそうな気がして)
私は古典を、ファンタジー感覚で楽しみます
乱暴ですが、
千年前=異世界
みたいに思って、
純粋にストーリーの楽しさや、キャラクターの面白さに夢中になってみればいいじゃん
と、思っているのです
そんな私の、落窪物語に次ぐ、愛読書にしておきたい古典をご紹介
平安時代の末期(~鎌倉時代初期?)に作られた、
『有明の別(ありあけのわかれ)』
です
以前にちらっと話題に出した、
(7/11や7/13の記事をご参照ください)
奇跡的に発見された孤本の作品
今シーズンのドラマにも見られるような、
男装女子が主人公
の物語です
主人公は、某ドラマのように、
恋をかなえるために男子校に潜入するわけでも、
お兄さんの替え玉でロックバンドに参加するわけでもありません笑
跡継ぎが生まれないことに悩んでいる両親に、
神様が、
「女の子を授けるけど、男の子として育てるとイイよー」
とお告げをくれたので、その通りに、
女の子なのに男の子として育てられちゃいました
という設定
本人の意志は関係なし
生まれつき男装の英才教育
しかもイキナリ「神のお告げ」という飛び道具(?)
……面白そうでしょ
しかも、お父さんの機転か、主人公には「妹」がいるということになっています
ホントはいないけど、いざというときに、すりかわれるように「架空の妹」を用意しているのです
計画的犯行ですね
この設定で既に、
「ってことはいつか女の姿になるんだよね……?」
が予想されるわけですが、
それがどうやって行われるのか
ということでワクワクするわけです
それだけでなく
主人公にはさらに、ファンタジー的な設定がついています
それは、
いつでもどこでも姿を隠せる特殊能力がある
いわば透明人間みたいなのです。
(作中では「隠れ蓑」と表現されています)
これを使って、主人公はあちこちをノゾいて歩くのです
ただでさえ性別を偽っているのに、その姿そのものを消しちゃうんです
ダブル偽装工作ですよ
ね、面白そうでしょ
まぁ、こういうハナシって昔からあるんだねー
という意味では、
現代に通じる共感
なのかもしれませんが、
とにかく、何もムズカシイこと考えずに楽しめばいいじゃん
と言いたい作品です
で、実際どんなストーリーなのよ
というのは、追々ご紹介します
……ちなみに、この作品は、前にもちらっと触れましたが、
ちょっぴりエロティックです
……すいません、嘘です
かなり、です……
そのあたりも、お楽しみに