千野裕子オフィシャルブログ「千野裕子のブンガクLab.」Powered by Ameba-110722_2254~010001.jpg

こんばんはドキドキ
CMを観て下さった皆さま、ありがとうございますラブラブ
メッセージやコメント、いつも嬉しく拝読していますラブラブ

今日も東京は夏休みの宿題日和でしたね晴れ

昨日書いた通り、千野は高校生の途中から急速にブンガクに目覚めましたひらめき電球
で、それなりに近代文学も読み漁りましたよキラキラ

一番夢中になったのは……
キラキラ谷崎潤一郎キラキラ
でしたラブラブ

谷崎文学の魅力はいーっぱいありますが、
私にとって魅力と感じられるのは、
ひらめき電球作風が豊かなこと
ひらめき電球一貫した美意識が感じられること
ひらめき電球酔いそうなほどの妖しさがあること
ですかねぇラブラブ

谷崎はとにかく作家人生が長かったヒトキラキラ
明治・大正・昭和(それも戦後ビックリマーク)を生き抜いたヒトですから、
時代によって様々な作風で魅了してくれますラブラブ
どれを読んでも、
ああ、こんな雰囲気の作品もあるのねビックリマーク
という発見と、
でもやっぱり谷崎ワールド健在だわ!!
という喜びを味わえますラブラブ

まずは初期の短編(だいたいの文庫では『刺青』が表題作で入ってますかね)にサクッと触れていただければ、
谷崎ワールドってこんな感じなのね!!
とお分かりいただけるかとラブラブ

……たぶん、好き嫌いは分かれますけどあせる

谷崎好きの千野としては、あとはどれも好きで選べませんあせる
悪魔主義だの耽美派だのと言われる初期の短編もラブラブ
(『少年』とか『麒麟』とか)
そこに関西の美意識が加わった妖しくも美しい作品もラブラブ
(『卍』とか)
さらに古典の要素が加わった作品もラブラブ
(『少将滋幹の母』とか『細雪』とか)
ちょっと背筋が凍るほどの欲望を描き出した晩年の作品もラブラブ
(『鍵』とか『瘋癲老人日記』とか)
他にもいーっぱいありますがキラキラ
(忘れちゃいけない『潤一郎訳 源氏物語』あせる
どれも大好きです!!

とにかく、一番ハマった作家ですキラキラ

あ、でも、もちろん、
キラキラ芥川龍之介や太宰治キラキラ
のように、短い命を振り絞って書いたかような作家の壮絶な作品たちも愛していますけどねドキドキ

たまには近代の作品も語りたいなぁと思っていますひらめき電球