※ネタバレ無しなので、安心して読み進めてください
飛行機での移動中に読む本を探しに、
空港の本屋に行った時にこの本を選びました。
初、重松 清さんの本です。
「流星ワゴン」が有名ですよね。
普段は、サスペンス系を手を冷たーくしてハラハラと読むことが多いのですが、
今回は楽しい旅行のお供に選びたかったので、コ○シ的なのは封印
「泣ける!」と書かれた帯に目が止まりました。
しかもタイトルが「せんせい。」だなんてもう泣き確定じゃんと。
あっさり決めて購入しました。
短編が6話で、それぞれに登場人物は変わります。
学校って、生徒への教育がメインの場ですが、
そこに携わる先生の「人格」や「生きてきた過程」によって、
学ぶ以外の経験ができる場なんだなーと思いました。
本に登場する先生たちは、それぞれに信念、ジレンマ、恐れなどの人間味を
生徒にさらけ出したり、胸の奥底に隠しながら、「先生」をしています。
学校の生徒という時期から離れて20年以上になりますが、
この本を読むと、教室の賑やかさや、廊下を上靴で歩く感覚、
先生と話す緊張感などがホワンと思い出されました。
学生にタイムスリップしたい気分になった時、
あの頃の先生の気持ちに近付いてみたい時、
ぜひ読んでみてください。