小学六年の頃、ピアノの習い事を無断で休んでそのままフェードアウトして辞めた卑怯者。
先生にお礼の一言も言わずに姿を消したのは、
私よっ。
(前回の記事を参照してください。)
あれから自宅にピアノがありながら、イッッッッッッッッッッサイ手をつけませんでした。
弾かないどころか鍵盤の蓋も開けない。
楽器としての役割を果たさずに家具の一つとしてその後2度の引越しを家族と共にし、
私が3人の子の親になったばかりの頃、とうとう中古ピアノ業者さんに引き取られていきました。
後悔もない、寂しさもない、未練もない。
これ以上ないほどに、つめたーーーいお別れでした。
そして現在、
なんてことしてしまったんだ!バカヤロー!
と自分を恥じている。
何があったのか。
末っ子娘がピアノを習い始めたため、改めてピアノを購入したんです。
悩んだ挙句、今月の中旬にそれは届き、
久々に鍵盤を押して響くピアノの音色に、懐かしさと切なさが腹の底からグァー〜ーっと。
記憶をなぞるように、昔の教本を引っ張り出して指でぎこちなく弾いてみると、
キ、キレイナ オト、、、。
胸を撃ち抜かれちまいましたっ!ズキュ!
その日から毎日狂ったように弾いています。末っ子よりも熱くっ。
3人の子達がちょうど結膜炎リレーをしていて、学校が休みになってしまったので、
私もしばらく家に軟禁状態だったことで、おうち時間がたくさんあったんです。
何冊もある教本の中で特に好きなのは
「ツェルニー」
「ブルグミュラー」
「ソナチネ」。
何度も練習します。
昔からなのか、歳のせいかわかりませんが、ちょっと時間が経つとすぐ指の位置を忘れてしまう。
何度も弾いて指と音符を自分に覚えさせます。
これがめっちゃ楽しい。
こんな未来があったこと、想像もしませんでした。
いやー、人生、何がきっかけで何が起こるかわかりません。
私が使っていたピアノ、また誰かの手によって弾いてくれてるといいな。
なんて、そのピアノが聞いてたら激怒しそう。
ほんとにごめんね。
買ってくれたお母さんにもお正月に言おう。