12月に入り彼の家へ行った。

彼は不在だった。

会わせないようにしている事は分かっている。


私は12月半ばにご家族を我が家にご招待した。


彼も初めて家に来る。


もっと近くで彼の顔を見たかった。

もっと近くで彼を感じたかった。

彼とたくさん話がしたかった。

彼とお酒が飲みたかった。

私の料理を食べてもらいたかった。

彼に触れたかった。

私を少しだけでも知ってもらいたかった。

彼を愛していた。



彼を近くで直視できなかった。

近くに彼を感じた。

話すことはそれほどできなかった。

彼とお酒が飲めた。

私の料理を美味しそうに食べてくれた。

彼に触れられなかった。


まだ何もしない。

ただ誰にも気付かれないように彼に時々視線を送る。

それ以上は何もしない。

少しでも気がある素振りを見せたら先に進めない。

ただ一人彼を強く想う。

誰もが何も起こりはしないと安心するまでは。


あんなに近くにいたのに

時間は時として残酷だ。


あなたを想う気持ちが募りすぎて胸が辛い。


早く抱かれたい。