*単なるいつもの私の思い出話です😆


午前中のバレエのレッスンを終え、

私は、銀行やらガソリンの給油やら買い物やら

諸々の用事を足すため、車で市内を走り回っていた。


今日は、20年ほど前によく利用していたスーパーで買い物をすることにした。ここはPayPayが使えるからね。

買い物を済ませ自宅へ戻る途中、

左手にピンク色の校舎が見えてきた。

ここは、娘が小2〜小3まで通った小学校。

転入の手続きのために職員室で担任の先生と初めて対面した時、その先生は重たい娘を抱っこしてくれたっけ。

学習発表会や周年記念の劇に使う、リスやロバの衣装も作ったなぁ。


その小学校を過ぎると、

その時幼稚園児だった息子の幼稚園バスのバス停。

お友達とトイレで騒いでいて先生に叱られたことがきっかけで、頻尿になっちゃったんだよな。

家からバス停まで歩いてほんの23分の距離の間にも「オシッコ〜!」と言われて困った。

バス停近くの写真屋さんにトイレをお借りしたこともあったなぁ。


そこのバス停を過ぎ、少し大きな道へ差し掛かった。

ここの交差点の角は

昼寝をしてしまった私が、帰りのバス停に現れなかったため息子はそのままバスに揺られこの角で降ろしてもらったんだよね。

一体、なにやってたんだか😓


さらに車を走らせると、右手にコープが見えてきた。あぁ、ここの近くのお宅で、娘のバレエの衣装一緒に作ったなぁ。ミシンとチビの息子も連れて。


車を運転していると、随所に子どもたちの姿が現れてきて、なんとも言えない気持ちになる。

あぁ、私は子どもたちに何を残してあげられたんだろうって。


そんなことを考えながら、私はダイソーのレジに並んでいた。私の前には身体を揺らしている女性の姿。彼女は赤ちゃんを抱っこしていた。


ちょっとぐずっている赤ちゃん。お母さんは赤ちゃんのお尻あたりに手を当てながら身体を揺らしている。


なんだかわからないけど、その姿を見ていると、目に涙が浮かんできた。

私は、製菓用の刷毛をひとつだけ手に握りしめていた。刷毛を買うのに泣いているバカがどこにいるんだ😆


どうにか、水滴はこぼさずにすんだ。


車を走らせると、要所要所に現れる子どもの姿。

もう決して戻ることのないあの頃。


もっと優しくしてあげればよかったかな。

それとも、もっと厳しく育てればよかったかな。


どうか2人とも、強くたくましく生きていってね。

これからは、自分たちが家族を作っていくんだよ。

たくさんたくさん、楽しい未来が待っていますように。