昨日の苫小牧でのバレエレッスンで、
聞き覚えのあるレッスン曲が流れていた。

思わず、先生に尋ねた。
「これは、なんというCDですか?
私、このCDの曲が好きなんです」
すると先生は、
その音源であるスマホの画面を見せてくれた。
「Ballet Class HOP HITS」というものだった。


これは、札幌のバレエスタジオでも使われていた曲。
現在、アメリカのカンパニーで活躍している
25歳のバレエダンサーが講師を務めていた時に
使っていた曲。
苫小牧の先生も、彼女と同じ25歳。
歳も同じだし、
若い人が好む曲なのだろうか。

このレッスン曲を聴くと、
たちまち、札幌のバレエスタジオでの
レッスンの様子が蘇ってきた。

あの、スタジオ内の空気感。
キビキビとした先生の声。
バーにズラリと並ぶ生徒たちの姿。
あぁ、これはプリエの曲。
これは、タンジュ。
聴いていると、なんだか涙が出てくる。

レッスンは、私にとっては闘いの場所。
全神経を自分の身体に集中させ、
自分ととことん向き合う。

人間の身体は、皆同じではないから
自分の身体のクセを認識し、
調整しながら先生の教えを身体に叩き込む。
頭では理解していても、
そう簡単に身体は言うことを聞いてくれない。
できないからといって諦めるのであれば、
そこには、成長などない。

この25歳の若い2人の先生は、
こんなおばちゃんにもきちんと向き合ってくれる。
私の真剣な想いも、ちゃんと受け止めてくれる。
本当にありがたいことだ。

レッスンが終わり、帰り際に先生に言った。
「あぁ、今日も自分との闘いが終わった!」と。
すると、先生は、
「まだまだ良くなると思います。
もっと踊りやすくなると思いますよ。
頑張ります、私が」
そう言って下さった。

ありがとう、先生。
私も、いつまでこうして
バレエのレッスンができるかわからないけれど、
環境が許す限り、精一杯レッスンに励みます。

こんなに必死になれるものに出会えた私は
幸せ者です。

Firework (Ronds de Jambe)Provided to YouTube by TuneCoreFirework (Ronds de Jambe) · Nate FifieldBallet Class Pop Hits, Vol. 6℗ 2021 Nate FifieldReleased on: 2021-03-12Auto-generated ...リンクyoutu.be