いよいよ手術室へ。
5〜6人のスタッフがキビキビと動いている。
(ほぅ、これがよくドラマなどで見る手術室ね。いかにもって感じ)
身ぐるみを剥がされた私は、スタッフ総出で腕やら胸やらに器具を装着され、手術台に仰向けになった。無影灯は…私がイメージしていた天井に備え付けのものではなく、可動式のものだった。
おぉ!これが本物の無影灯か。
あれよあれよという間に、酸素マスクも装着。
「今から頭がボーッとしてきますからね」
という看護師さんに対し、
「もう眠るんですか?」
と聞く私。
「いえ、まだ眠りませんよ」
と言われたものの、たちまち変な気分に。
例えるなら、普段お酒を飲まない私が、お酒を飲んだ時に感じる、ポワワ〜〜ンとしたほろ酔い気分に似ている。
いつ眠くなるのかなぁ…と思ったのが最後。
右肩をトントンとされ「〇〇さん、手術終わりましたよ」という声で目が覚めた。
その間、2時間。
こうして、私の初手術は終わった。