検査室で右腕に点滴の針を刺されながらも、

私の頭の中は、車のことで一杯。

すると、なんと、ある4ケタの数字が頭の中に下りてきた。これじゃない?車のナンバー。

でも今ひとつ自信がない。

病院でスマホを使ってはいけないとは思ったが、背に腹はかえられない。

待合室に出た私は、家族LINEに「お母さんの車のナンバー〇〇〇〇だと思う?」と送った。

・・・

しかし、1人たりとも既読が付かない

それもそのはず、主人と娘は仕事中だ。

頼みの綱は息子。

LINE電話にかけ、携帯電話にかけ、やっと繋がったと思ったが「えー、わからない」との返事。


あーダメか。


がっくりと肩を落としていたら、ロードサービスから電話がかかってきた。

「〇〇さん、すみません。先程のご住所で確認が取れました。申し訳ありませんでした」

と、右腕に点滴、左手にスマホの私に看護師さんが近づいてきた。

私は、耳にスマホを当てながら、

「電話、ダメですよね?」と言うと

「いえいえ、先程お渡しした紙ありますか?次回の受付時間を変更したいので

この時点で、私はロードサービスの女性と看護師さんの3人で会話をしていることになる。


場所を移して、小声で電話を続ける。

ロードサービスの女性は、

「今お話ししている〇〇様のお電話番号を、現場に向かう業者にお伝えしてよろしいですか?すぐに業者から〇〇様にお電話入れるようにいたしますので」


伝えてよろしいけれどだけど、今から私は検査ー😭


「申し訳ありません!今から検査なので、終わってからまたお電話しますね」

と、その場はこれで終わった。

どうにか18時までに、間に合ってくれ〜〜〜


つづく