「ここの駐車場、18時になったらシャッターが閉まってしまうんですよ」


ガーン😲

18時までにここに戻ってこれるという保証はない。仕方がない。"ひょっとすると一晩ここの駐車場に停めさせてもらうかもしれないのでお願いします"と、お兄さんに告げ、私はタクシーに飛び乗った。


一晩ここの駐車場に置いておくことは極力避けたい。私は、タクシーの中で主人に電話をかけた。しかし、LINE電話にかけても、携帯番号にかけても、、、主人は出ない!!どうしよう。頭の中は、もうパニック。主人が今どこの部署に所属しているかも全部私の頭の中から飛んじゃって(ヒューズは飛ばなかったのに!😆)、部署直通の電話番号も調べられない。


仕方ない。代表電話に掛け主人に繋いでもらった。「お父さん!!かくかくしかじかそれで、どのロードサービスに電話したらいいかわからないの。わかったらLINEしてー」


そうこうしているうちに、病院に到着した。

同時に、主人からもロードサービスの電話番号がLINEで送られてきた。


受付したあとに、病院の玄関でロードサービスへ電話をかけた。

電話口の女性は、妙に落ち着いた声で

「それでは、車のナンバーが車検証の番号を教えて下さい」

・・・

車のナンバー?ナンバー??

え?

なんだっけ??

ナンバーも私の頭から飛んでいた。

「すみません、今、車から離れている場所に居りましてナンバー覚えてなくて

「それでは、契約者様のお名前と契約時のご住所をお願いします」

「〇〇〇〇で、〇〇市〇〇区です」

「ええと、、、今お調べしているのですが、お客様が仰っているものの登録がございませんで

えぇーなんだって??そんなバカな!


後ろを振り向くと、看護師さんが私を呼んでいる模様。私はスマホを耳に当てながら看護師さんの方へ向かっていくと、「お電話終わってから来て下さいね」と優しく言ってくださった。


私は電話口の女性に事情を話し、また後で電話することにした。やはり18時までに駐車場に戻ることは難しそうだ。

やれやれ。

私は検査室に向かった。


つづく