「お母さん(私)は、子育てをすることで自分の存在価値を見出していたように見えるんだよね」
AM7:30の南郷通り。
車の往来が増えてきた。
街が、目覚めてきた。
不意を突かれた私は、車の音にかき消されそうな主人の声を、右耳で聞き取りながら歩いていた。
・・・そんなこと思ってもみなかった。
「前に、お母さんは『(どこかに)心配ごとないかなーないかなー…あ、あったー!』って、心配することを探して安心しているんでしょ?と冗談めいたこと言ったことあると思うんだけど」
うんうん、あったね。
「それは冗談ではなくて、そうすることによって、自分の存在を確かめていたというか…そんな気がするんだよね。だから(子育てに関して)ぐーっと深いところに入り込んでしまったんじゃないかってね」
へぇ、そんな風に見えたのね。
なんか、私、生い立ちに問題でもあったのかしら。たしかに自尊心は無かったよね。親に自分を認めて欲しい気持ちは強かったかも。
***
主人の言っていることが本当かどうかはわからないけれど、とにかく今は子育てを終えたカラスのように穏やかになった(いや、いつも穏やかだと思うのだが😆)私が思うことは、、、
お父さん、こんな私でごめんねー。
子供たち、子育てに必死すぎてごめんねー。
随分と長い間…
ってこと。
だから、カラスとお友達になって子育てについて語り合いたいんだー😆きっと、仲良くなれると思う😂
チラッと横目で見たカラスと、一瞬目が合った気がした。